アウトドア活動はいざというときに生き抜くテクニック!有意義で楽しく学べる野性的アイドルのアウトドアチャンネル【暮らし、楽しむ、YouTube】
さまざまなジャンルの動画が存在する、YouTube。日々の暮らしに役立つ情報が意外と眠っているので、ただの暇つぶしで見ているだけではもったいない!
今回、一児の父でもあるミュージシャンでマンガ家の劔樹人さん。三密を回避できるレジャーとしてキャンプやアウトドアがブームになっている昨今、高校時代に山岳部だった経験もあり、自然は楽しくも恐ろしい一面もあることに改めて思いを馳せているんだとか。そこでYouTubeで見つけたのは、本気で無人島生活を目指すアイドル・かほなんさんのチャンネル。劒さんが特に気になった動画とはいったい……?
「夢は無人島を買って永住!?」サバイバル活動をするアイドルのチャンネル発見
皆さま、ご機嫌いかがですか?
劔樹人と申します。
マンガを描いたり、ミュージシャンをしたりの傍、家事育児をメインで担当する主夫として日々を送っています。
先日、私の友人が山で遭難したという話を聞きました。
そんなふうに言うと「えっ! それ大丈夫なの!?」という感じですが、通報が早かったので、その日のうちに無事救助されたそうです。
彼は山には慣れていました。その山も関東の低山だったようですが、そのせいで油断があったのでしょうか。迷って戻れなくなり、もう少し通報が遅ければ一晩を山中で過ごさなければならないところだったとのことです。そうなったら命の危険が倍増するので、本当によかったと思います。
実際、この夏、山岳事故は増加傾向にあったそうです。
理由としては、コロナ禍で、密を避けられるレジャーとして山に出かける人が増えたことが挙げられるでしょう。昨年は登山道や山小屋も軒並み閉鎖状態でしたが、今年は再開している山も多かったですからね。
また、人から話を聞いた実感としましては、今年はキャンプ好きの女の子たちに日常を描いたマンガ原作のアニメ『ゆるキャン△』のヒットもあり、アウトドアに興味を持つ人が増えたような気もします。
YouTubeの世界では、ソロキャンプのヒロシさんが人気を集めました。こういったメディアとコロナ禍が相互に影響しあって、山へ訪れるアウトドア初心者が増えているのです。
今年のFUJI ROCK FESTIVALは、コロナ禍により海外アーティストが出演せず、日本国内のアーティストばかりでの開催でした。フジロック常連の洋楽ファンは、長年の経験から、服装やキャンプ用品など、どんな準備をしていけばよいか知っている割合が高い一方、国内アーティストファンのフジロック初参加者はアウトドア初心者の方が多く、山の急な天候の変化や寒暖の差に翻弄され、悲惨な体験をしたケースが多数あったと聞きます。
このように、自然は厳しいもの。例え低い山でも侮ってはいけないのです。
場合によっては命の危険もあるわけで。
そこで今回は、初心者が楽しくアウトドアを学べるYouTubeチャンネルを紹介させていただきます。
「無人島を買って永住する」と言う目標を掲げ、アウトドアでサバイバル活動をするアイドルのかほなんさんのチャンネルです。
このかほなんさん、元々は「おーだーめいど138」という愛知県のご当地アイドルとして、普通にアイドル活動をしていたそう。確かにこのチャンネルは開設当初「おーだーめいど138」の活動を発信しているだけのものです。
しかし、2016年頃から、かほなんさんの趣味だったアウトドアに企画をシフト。
・【知恵と道具は使いよう】かほなんが火の着け方を考える - さばいどるVol.01火おこし前編-
こちらの動画は、まだ初心者の頃なので、火を起こすことに四苦八苦するゆる~い内容ですが、これがさばいどるとしての原点です。
しかし、年月が経つにつれてどんどんガチになってゆき、今や狩猟の免許もあれば山も購入しているという……。
アウトドアに興味がない方も、かほなんさんのスキルアップを見ているだけで、楽しめるのではないかと思います。
ちなみに火を起こす技術に関するかほなんさんの進化は、以下の動画でご確認ください。2020年の頼もしさが凄い……!
・【ファイヤースターター】サバイバル女子かほなん「スティックである意味はない?」Vol.12 火おこし【リベンジ】
・【一番おすすめは?】今まで使ったメタルマッチで個人的おすすめ順と各使用感を紹介【ファイヤースターター比較】
アウトドア活動は趣味のようで、いざというときに生き抜くテクニック
アウトドア初心者の方にも参考になる動画というと、かほなんさんも初期の頃がいいかと思います。
私も高校の頃は山岳部でしたので、ある程度アウトドア経験があったのですが、遠い記憶をたどると最初に教えられたのはロープの結び方でした。
・【緊縛】アイドルかほなん、山はもらったようなモン! - さばいどるVol.11 ロープの結び方
動画中に「これができれば山はもらったようなもの」という話も出ていますが、アウトドアではロープワークができると非常に役に立ちます。というのは、テントを設営する際にロープを地面に固定するために打ち込む杭(ペグ)の打てない場所であって、ロープを周囲のものに結ぶことでテントを張れたり、素手では移動できない場所もロープを使って移動できたり、ときに命の危機が救われる場合さえあるのです。
山に向かない安い靴での登山を実践してくれている動画もあります。
富士山なんかでも歩きやすいルートがあるので、軽装にスニーカーでふらっと行ってしまう人もたまにいますが、何かあったとき、とても危険です。
山の事故はそういう、なんとなく大丈夫だろうと、たかをくくっている人に起こるのです。
登山だと、この竜ヶ岳ソロ登山動画も、山の厳しさと美しさが伝わります。
こういう一本の動画をきっかけに、山が好きになる方もいるんだろうなと思える動画ですね。
・【女子ソロ登山】爆風に耐えながら登ったら山頂では…【竜ヶ岳①】
何か不測の事態に陥ったときの知識として、【サバイバル飯】超簡単!捨てる空き缶で炊飯してみた!【防災、災害飯時の非常食にも】という動画もとても参考になります。
緊急時を想定したアルミ缶炊飯ですね。
アウトドア経験は応用力を養ってくれるので、経験豊富な人は災害時に役立てられることが多いのではないでしょうか。
アウトドア活動は趣味のようで、防災の観点から見ると、実は日常とも密接なものですよね。
今回は山やキャンプ系の動画に絞って紹介しましたが、かほなんさんの動画には他にも、川や海での釣り、サバイバルゲーム、バンでの車中泊、機材の紹介など、アウトドア関連がたくさんにありますので、興味に合わせて見てみるのがよいかと思います。
季節は秋から冬になります。
山は紅葉や秋の味覚で楽しみも増える中、寒くなり危険も増えてゆくので、アウトドアを楽しまれる方はぜひご注意してください。
ぜひ、さばいどるチャンネルを参考に、事故なく有意義なアウトドアライフをお過ごしいただければと思います。
マンガ・文:劔樹人
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