みんなのインターネット

2022.01.27 便利なスマートロックで自宅の防犯レベル爆上げ&スマートな暮らし実現!……その前に読んでおきたい話【スマートにいかない私たちの話】

近頃何かと話題のIoT。家電やAV機器をより便利に操作して楽しく生活できるIoTですが、簡単そうに見えて意外な落とし穴が待っていることも……。そんなトラブルとその解決策を紹介する「スマートにいかない私たちの話」。今回は、自宅のセキュリティ強化にうってつけの「スマートロック」に関するお話です。

手ぶらで施錠&解錠!設置も簡単!スマートロックっていいことずくめ……!?

手ぶらで施錠&解錠!設置も簡単!スマートロックっていいことずくめ……!?

どうやら、スマートロックでトラブルが発生したようですね……。後日談が気になる方はこちら

自宅のドアに取り付ければ、スマートフォンなどで鍵を解錠・管理できるようになる「スマートロック」。

スマートロック

スマートロックのメリットと言えば、ドアを開ける時にいちいち鍵を出す必要がなくなることですが、その他にもいろいろな便利機能があります。

・自宅のドアをオートロック化できる
スマートロックは鍵の閉め忘れがなくなるので、セキュリティ強化にはもってこいです。

・出先からでも遠隔で施錠管理可能
セキュリティ面で言えば、スマートロックと連動したアプリを使って出先から遠隔で施錠管理が可能です。また、ドア開閉の履歴を見ることもできます。

スマートロックと連動したアプリ画面

・Bluetooth通信で利用可能
また、スマートロックはスマートフォンと数メートルの距離でBluetooth通信を行うことで解錠します。開閉時、インターネット接続を使わないので、「サーバーダウンなどの影響で家に入れなくなる」といった心配もありません。

・スマートフォンを鍵がわりにできる
スマートロックには家族のスマートフォンやスマートウォッチにも鍵の機能を持たせたり、友達を家に呼ぶ時などのために一時的に使える鍵を渡したりといった機能もあります。また、スマートスピーカーと連動させれば、外から人が入る際に、室内から呼びかけるだけで解錠することもできます。

しかし、気をつけなければいけないことも……。次の段落では注意点について見ていきます。

オートロックでの締め出し、そして電池切れには要注意!!

スマートロックと連動したアプリ画面

便利な一方、それなりに気をつけたほうがいいことがあるのもスマートロック。実はちょっとしたミスで家に入れなくなってしまうこともあります。

・スマートフォンを忘れ、家から締め出し
スマートロックを使い始めた家庭で、よく聞かれるトラブルが、オートロック機能をオンにした状態で家から締め出されてしまうことです。「ちょっとゴミを捨てに行くだけ」というつもりでスマートフォンも家の鍵も持たずドアを閉めてしまい、そのまま家から締め出されてしまうなんてことが……。スマートフォンがなければ解錠できないため、泣く泣く一晩外泊し、翌日不動産屋さんを呼んで開けてもらったというケースも。どうしても不安な場合は、オートロック機能をオフにしてしまうという選択肢もあります。もしくは、スマートロック設置後も通常の鍵は使用可能ですので、鍵を携帯するのもいいでしょう。

・スマートロックの電池寿命切れ
スマートロックには、電池が切れそうな場合、スマートフォンのアプリに通知が飛ぶ機能も搭載されています。しかし、電池寿命のアラートはあったのに、放っておいて家に入れなくなったなんてことも……。電池が完全に切れてしまうとスマートフォンを近づけても解錠することができなくなり、通常の鍵を持っていない場合はドアを開けることができなくなります。電池が切れかけているという通知が出た時点で、面倒だからと後回しにせずにすぐ入れ替えるようにしましょう。また、スマートロック内には現在使用中の電池の他、次に使用する電池も1セット入れておけるものが多いので、バックアップは整っています。

オートロックでの締め出し、そして電池切れには要注意!!

スマートロック購入前にはドアの鍵の形を要チェック

スマートロック

また、スマートロックを購入前には、家の鍵やドアの形状を確認しておきましょう。スマートロックは鍵の形に合わせて設置するため、適合する機種を選ぶことが大切です。たいていのスマートロックは粘着テープでドアに取り付ける構造になっており、自宅のドアの鍵の厚みやサムターン錠のつまみの形に合わせてスペーサーを調整しつつ取り付けます。取り付けた後は、スマートフォンにアプリをダウンロードして、IDとパスワードを設定すれば準備完了です。

スマートロックの便利な機能を享受するためにも、注意点に気をつけて、スマートな暮らしを手に入れましょう。

TEXT:しげる
イラスト:くまみね
監修:三上洋

この記事を気にいったらいいね!しよう

PreBellの最新の話題をお届けします。

ページトップ