若者はググらない?新世代のリサーチ術「ディグる?」とは
みんなのインターネット

2023.05.18 若者はググらない?新世代のリサーチ術「ディグる?」とは

情報を収集する時、「ググる」という言葉をよく使います。Google検索で情報をリサーチする時に使われる言葉です。 しかし、インターネット上の情報は豊富であり、その中から真実や信頼性の高い情報を見つけることは容易ではありません。

そこで、ヒントとなるのが若者言葉として定着しつつある「ディグる」です。「ディグる」は、もともとレコード店で好みのレコードを探すときに用いられた言葉だといわれています。そこから転じて、膨大な情報の中から調べる時などに使われるようになりました。

Z世代と呼ばれる現代の若者は、Googleだけに頼らず複数のSNSから自分に合った情報を精査しています。この記事では、SNSを活用した「ディグる」リサーチ方法について紹介します。

  • 若者はSNSから情報を得る
  • 知りたい情報別にSNSを使い分ける
  • フェイクニュースやプライバシーに注意する
ディグる記事のポイント

若者はググらない?Z世代のリサーチ術とは

若者はググらない?Z世代のリサーチ術とは

ここではZ世代のリサーチ術について以下の通り解説します。

・Z世代とは
・Z世代はSNSで情報を得る

Z世代とは

Z世代とは

Z世代とは、1995年以降に生まれた世代を指します。彼らは情報収集やコミュニケーション手段としてSNSを活用することが多く、多様な意見や情報を入手し、自分自身の価値観を形成しています。

Z世代は、それまでの世代とは異なり、就職や結婚、出産などの従来の価値観にあまりとらわれず、自分らしいライフスタイルを追求する傾向にあります。自己表現や自己実現を大切にしたり、社会への貢献を重視したりする傾向が見られます。

Z世代はSNSで情報を得る

Z世代はSNSで情報を得る

Z世代は、SNSを中心に、インターネット上での情報収集を行うことが特徴的です。SNSは、FacebookやInstagram、Twitterなどのプラットフォームを指します。これらのサービスを使うことで、友人やフォロワーとのコミュニケーションを取りながら、最新のニュースやトレンド、趣味や興味に関する情報を得ています。

また、Z世代の多くはスマートフォンやタブレットを持ち歩き、いつでもどこでもSNSを利用しています。そのため、SNSで得た情報をすぐに共有することができ、さらに拡散できます。情報発信や情報収集の場として重要な役割を果たしているといえます。

しかし、SNS上には正しい情報だけでなく、フェイクニュースや誤った情報も多く存在しています。SNS上で得た情報をう呑みにするのではなく、情報源や信頼性を確認し、自分自身で判断する能力を持つことが重要です。

若者の使うディグるとは?

若者の使うディグるとは?

ここでは若者の使うディグるについて以下の通り解説します。

・ディグるとは?
・SNSでディグるメリット

ディグるとは?

ディグるとは?

「ディグる」とは、主に、あるテーマや情報について積極的に調べる時に使用されます。もともとは音楽業界で使用される言葉でした。

しかし、現在では仕事やお気に入りのゲームを探す時など、多くの情報の中から「自分に合ったもの」を探す場合に、よく使用されています。若者は物を購入するときに、ググるだけではなく、SNSをディグるなど、より範囲を広げた情報収集で自分に合ったものを探しています。

SNSでディグるメリット

SNSでディグるメリット

SNSで情報を探す時も、どれか一つのSNSでいつも探すのではなく、これを探すときはTwitter、これを知りたいときはInstagramなど、欲しい情報によって使い分ける場合が多いです。

少し前までは、Googleだけで情報を入手する人も多くいましたが、広告なども多くリアルな口コミが得られにくいことから、SNSでリサーチする人が増えています。

SNSは個人が趣味で作っているアカウントも多く、リアルな口コミや評価を確認したり、今起こってることをリアルタイムで確認できたりと、さまざまなメリットがあります。

【SNS別】新世代のリサーチ術

【SNS別】新世代のリサーチ術

ここではSNS別に新世代のリサーチ術について紹介します。

・最新ニュースはTwitterを活用
・趣味や勉強にはYouTubeを活用
・口コミや気軽な情報収集にはInstagram

最新ニュースはTwitterを活用

最新ニュースはTwitterを活用

Twitterは、140文字(現在は280文字)までの短文投稿が特徴的なソーシャルメディアの一つであり、さまざまな使い方ができます。

特に、最新のニュースやトレンド情報を収集するときに便利です。多くの情報をリアルタイムで収集できるため、ニュースサイトやブログなどと合わせて利用されています。

災害時の情報収集としてTwitterが利用された例もあります。救助状況や危険な地域などの把握に貢献しました。一方でフェイクニュースなどの誤った情報も拡散されやすいので、信頼できる情報源かどうかの精査が必要です。

アカウント例:
https://twitter.com/SonyGroup_JP
https://twitter.com/YahooNewsTopics?s=20

趣味や勉強にはYouTubeを活用

趣味や勉強にはYouTubeを活用

子どもがなりたい職業ランキングにYouTuberが登場するなど、今やテレビに代わるメディアとして注目されています。テレビドラマの視聴率が落ちる中、若者の多くはYouTubeで好みの配信者を登録してチェックしています。

テレビのようにスポンサーの顔色をうかがうことなく、YouTuberの多くは自分が本当に良いと思ったものを紹介するため、視聴者から信頼され、人気になっています。

また、何か新しい趣味や勉強を始めるときに、まずはYouTubeでチェックするという活用方法もあります。無料でチェックできてクオリティが高い配信が多いため、人気を集めています。

アカウント例:
https://www.youtube.com/@sonyjapan
https://www.youtube.com/@user-ql1wf8kq1j

口コミや気軽な情報収集にはInstagram

口コミや気軽な情報収集にはInstagram

Instagramは気軽な情報収集に向いています。従来は「インスタ映え」という言葉が流行り、見栄えがする写真の投稿が主流でした。しかし、近年は文字情報も記載されたミニブログのような投稿が人気です。

投稿内に画像と動画を合わせて投稿できるため気軽なトレーニング動画も人気を集めています。また、インスタショッピングなどの販売機能もあるため、Instagram内で情報を収集して購入まで完了できます。

アカウント例:
https://www.instagram.com/sonygroup_jp/
https://www.instagram.com/kakeruseitai/

SNSの注意点

SNSの注意点

SNSは、インターネットを介したコミュニケーション手段として広く普及していますが、注意点も存在します。ここでは、SNSの注意点について説明します。

・フェイクニュース
・プライバシー保護

フェイクニュース

フェイクニュース

情報の信憑性について注意が必要です。SNSでは、誰でも簡単に情報を発信することができます。そのため、真偽の確認が困難な情報が拡散され、非難されたり誤解を生んだりすることがあります。発信者側も情報を受け取る側も、特に政治や社会問題に関する情報には、注意が必要です。

プライバシー保護

プライバシー保護

SNS上での投稿やプロフィールなどには、個人情報が含まれる場合があります。このような個人情報が第三者に漏洩することで、不正アクセスや詐欺被害などが発生する可能性もあります。

SNSを利用する際には、プライバシー設定をしっかりと行い、自分の情報が漏れないように注意しましょう。

まとめ

信頼性や正確性を自ら判断し、情報収集することが重要

「ディグる」とは、若者が情報を収集する際に使われる言葉であり、主にSNSやインターネットを活用した情報収集方法です。その信頼性や正確性を自ら判断し、情報収集することが重要です。

若者にとってSNSやインターネットは身近な情報源であり、情報収集の一番の手段となっています。 ただし、SNSやインターネット上には事実確認が定かではない情報やフェイクニュースも存在するため、情報の正確性や信頼性には注意が必要です。

複数のSNSや発信者を比較検討することや、信頼できる専門家、情報提供者の情報を参照することが重要です。SNSを使い分けて、自分に合った情報をディグりましょう。

PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部

この記事を気にいったらいいね!しよう

PreBellの最新の話題をお届けします。

ページトップ