【採血は度胸だめし】自宅で健康診断をしてみた

そんな健康診断を個人で受けようと思うと、お金も時間もかかってしまう。フリーランスで働く人にとっては、尿酸値などの数値以上にダメージがある。そこで自宅でできる健康診断を受けてみようと思う。健康だったら名刺に健康状態を載せて、クライアントを安心させたい。

家を出たくない、という理由は1年を通じてある。春は花粉があるので出たくない、夏は暑いので出たくない、秋はなんとなく物悲しいので出たくない、冬は寒いので出たくない。そのような結果、生まれるのが不健康なインドアモンスターである。

私も根っからのインドア派で、河川敷をジョギングしている人を見るたびに、電車に乗った方が速いのにな、とか、走って何が楽しいのだろう、と思っていた。みな健康のために走っているのだと思うが、私には理解できず、全く運動をせずに家にいる。

健康診断に行くのすら億劫なのだ。家から出たくないし、個人で受けると軽く数万円する。それに上記からわかるように、健康なはずがない。受けるのが怖いのだ。ただ三十路だ。健康を気にしなければならない。そこで健康診断を受けることにした。

健康診断はどこかの病院に行かなければならないと思っていた。ただ現在は違うらしい。自宅で受けることもできるのだ。今回利用した「スマホdeドッグ」の「生化学14項目セット」は、1般的な健康診断と同等の検査が自宅でできる。しかも、4980円なので安い。

この検査は自宅でスマホやパソコンを使い、いくつかの質問や体重などを入力して、血を採るだけ。血もほんのわずかでいいらしい。余裕を見ても10分あれば終わる。楽だ。私の場合は早く終わったところで、特にやることはないのだけれど。

質問項目は、「食事は1日何食ですか？」「お酒は飲みますか？」「運動をしますか？」　など簡単なものだ。「運動をしますか？」的な質問には自信を持って「ノー」と答えた。家にいたいタイプなのだ。小学校に入学してから大学を卒業するまでずっと帰宅部なのだ。今は自宅部なのだ。

入力は5分もあれば終わる。あとは血を採るだけだ。血を採るのも簡単。セットに入っている血を出す器具で血を出し、血を染み込ませる器具に血を吸わせ、ボトルに入れて振って、シリンダーに入れるだけ。1分くらいで終わる工程だ。

正直に書こうではないか。ここからが長かった。簡単であり、早く終わることに間違いはない。ただ自分で上記の器具で指に針を刺し血を出さないといけないのだ。指に押し付けることで針が出て血が出るのだけれど、怖いんです。すごく怖いんです。

結果を言えば、たいして痛くなかった。静電気くらいの痛さなのだけれど、自分でやるのが怖くて、1分で終わるこの作業に、謎の30分を要してしまった。終わってしまえばたいしたことはなく、出てくる血をスポイトで吸う。

使ったスポイトと血液の入ったシリンダーをまとめて封筒に入れ、ポストに投函すれば終了。これだけなのだ。本当に10分足らずの出来事だ。決心待ちで30分無駄に使ったけれど。

ポストに投函して1週間ほどで結果がわかる。結果はスマホやパソコンで見ることができる。結果が出たぜ！　的なメールが来て、サイトにログインすれば結果がわかる仕組みだ。結果がわかるまでの1週間はドキドキしていた。

結果が悪かったらどうしよう、となってしまって、今まであんなにジョギングなどに反対的なインドアモンスターだったのに、ジョギングをはじめたりしていた。健康診断の結果前に、健康的になった気がした。

いよいよ結果がやってきた。大学受験の時よりドキドキした気がする。だって自宅で手軽にやったけれど、一般的な健康診断とほぼ同じ結果がわかるのだ。PreBellの編集部には「結果が悪かったら、立ち直る時間を要するので、記事を書くのが遅れます」と伝えてある。

B判定*だった。Aが1番いいけれど、大学の志望校判定で考えると受かる可能性はまだ十分ある。詳しい数値を見ても、LDLコレステロールとASTがB判定なだけで、他はAなのだ。大学受験で考えれば、私はまだ東大に受かる可能性が十分にあるのだ。

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結果に対するコメントや、改善方法も結果には記されている。これを守れば、私はA判定へと飛び立てるのだ。家でやる簡単な健康診断だけれど、キチンと自分の健康状態がわかり、アドバイスによって今後の健康維持にもつなげられる。安く早く、さらに結果を見て、ホッとできるので素晴らしいのではないだろうか。

健康になりたいとは誰もが思うことだ。そのためには健康診断で現状を知る必要がある。ただ病院に行ったりする健康診断は大変なので、このような家でできるものをこまめに受けていけばいいのではないだろうか。ほぼ健康な私からの忠告です。B判定がこんなに嬉しかったことはない。名刺にもほぼ健康ですと載せてクライアントを安心させよう。普段の生活が生活なので。頑張ろうと思います。