2025年開催の大阪・関西万博では、支払いがキャッシュレス決済のみと発表。

この取り組みは、円滑で快適な会場運営を行うことが目的だとしており、会場内では決済方法として現金は用いられないという。

利用できる決済方法は、クレジットカードや電子マネーとなっているといい、これに加えて、「EXPO 2025デジタルウォレット」と呼ばれる独自のウォレットでの支払いも可能だとしている。

国際博覧会の会場で、これほど積極的にキャッシュレス決済を取り入れるのは、初めての試みになるため注目が集まっている。

前述の「EXPO 2025デジタルウォレット」は、大阪・関西万博を機に作られるオリジナルのアプリ。

同アプリには、NFTやブロックチェーンの技術が取り入れられるといい、それらを活用したイベントやサービスが展開される予定だという。

会場内でグッズを購入する際や、飲食をする際の支払い方法として活用できるだけでなく、万博が始まる前や終わった後などでも利用できるものにしたいと考えているようだ。

クレジットカードやスマホを所持していないなどの理由から現金支払いしかできない人については、プリペイドカードカードを購入してもらうなどの対策をとる方針だという。

【関連リンク】

・大阪万博、全てキャッシュレス決済　来場2800万人想定(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB039PR0T00C23A4000000/

・大阪・関西万博 会場でキャッシュレス決済を全面的に導入へ(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230406/k10014031171000.html

TEXT：PreBell編集部
PHOTO：iStock