Kindle本、再ダウンロード保証なし
Kindle(キンドル)は、アマゾンが提供する電子書籍プラットフォームで、実用書から漫画や雑誌まで豊富な品揃えが特徴である。スマートフォンやタブレット、PCにアプリをインストールすれば、購入した書籍をいつでもどこでも読むことができる。
しかし、SNS上に投稿された一部のユーザーからは、購入済みの書籍が「ライブラリ」に表示されず、再ダウンロードができないという問題が報告された。
これに対してアマゾンのカスタマーサービスは、「購入から1年以上経過したコンテンツは端末から削除すると再ダウンロードが保証されない」と回答した。
これに対し、ユーザーからは「紙書籍とほぼ同額で購入する意義はどこにあるのか…」という意見が出ている。今後のAmazonの対応が注目される。
アカウント結合が引き起こした意外な結果
以前もKindleの書籍が消えたという問題はあった。それは、アマゾンの「アカウント結合」の仕様によるものだった。
「アカウント結合」とは、Amazon.comやAmazon.co.jpなど複数の地域でAmazonアカウントを持つ場合に、アカウント情報やライブラリを一つにまとめる機能である。
あるユーザーがAmazon.comのアカウントを削除した後、90日後にAmazon.co.jpのアカウントでKindleの本が全て見られなくなる問題が発生した。
Amazonからの回答によれば、これは過去にアカウントを結合した状態で米国版アカウントを削除したため、購入した電子書籍などが見られなくなったとのことである。
幸い、その後Amazon側はライブラリを特別に復旧させると約束してくれ、問題は解決した。現在は「アカウント結合」の申し込みを受け付けていない状態である。
- 関連リンク
-
キンドル、購入済み書籍「消える」事象が報告…1年経過すると保証されない?(ビジネスジャーナル)
https://biz-journal.jp/2024/01/post_368744.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
この記事を気にいったらいいね!しよう
PreBellの最新の話題をお届けします。