X(旧Twitter)がテキサスに児童性的搾取の対策拠点を設置 対策をより強化していく姿勢
SNSを利用する子どもたちは世界中に存在し、犯罪に巻き込まれるケースは後を絶たない。X(旧Twitter)は児童性的搾取に対応するための拠点をテキサス州オースティンに設置することを明らかにした。
未成年のX利用者数は、アメリカのアクティブユーザーのわずか1%未満と少数である。しかし、SNSが子どもたちを性的搾取の対象とする人間にとっての狩り場となっていることは事実であり問題となっている。
Xは児童の性的搾取に関するポリシーを制定し、違反した場合はアカウントを凍結するといった対策をとってきた。だが、これまでの対策をより強化するために、2024年からは新たにCoEを設置し、児童性的搾取を一切容認しない姿勢を示している。
様々な対策を講じてきたX CoE新設のためにモデレーターを100人雇用
Xは児童の性的搾取を助長するリンクやコンテンツを発見した場合、それらを削除し国立行方不明児童搾取児童センター(NCMEC)のCyberTiplineに通報している。2022年12月以降は性的搾取に合致するワードを完全にブロックする機能を搭載し、2500以上のキーワードとフレーズを排除している。また、性的虐待コンテンツを検出する機能を追加し、2023年7月以降の6ヶ月間で7万件ものコンテンツを検出した。
テキサスに設置されるCoEの稼働時期は発表されていないが、CoEの設置と対応にあたり、コンテンツモデレーターを100人雇用することを目指しているとのこと。モデレーターは、児童性的搾取対策に重点を置きつつ、ヘイトスピーチや暴力的な投稿の制限を含む、他のルールの施行もサポートしていく。
余談ではあるが、かつてSNSに児童性的虐待画像を投稿して注目を集め、アカウントを凍結されたインフルエンサーのドミニク・マギー氏。イーロン・マスク氏はこのアカウントの凍結を解除したことがある。凍結を解除された理由は未だ不明なままだ。
- 関連リンク
-
X(旧Twitter)が児童性的搾取対策のための拠点を設置し100人体制で対応することを表明(livedoor News)
https://news.livedoor.com/article/detail/25782670/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
この記事を気にいったらいいね!しよう
PreBellの最新の話題をお届けします。