ツイッターが「X」に名称変更、親しまれてきた青い鳥廃止へ
短文投稿サイト「Twitter(ツイッター)」の運営会社Xは、ブランド名とロゴデザインを「X(エックス)」に変更した。新たなロゴは黒の背景に白いXの文字を浮かび上がらせたデザインだ。従来のツイッターで「ツイッターバード」として親しまれてきた青い鳥は廃止となる。
ツイッターは22年10月、米起業家のイーロン・マスク氏が買収した。およそ半年後にはTwitter社をX社に統合。今回の名称変更は運営会社の名前に合わせたものだ。マスク氏は「もうすぐツイッターというブランドと、全ての鳥に別れを告げる時が来る」と投稿した。
「X」の文字には、決済や通販、動画配信などあらゆる機能を集約するという意味を込めた。マスク氏によると、ツイッターに投稿することを示す「ツイート」や他者のツイートを共有する「リツイート」などの用語についても変更を検討しているという。
ツイッターのドメインは「X.com」に変更された。運営会社Xの公式アカウントのプロフィールにも新ロゴを使用する。旧ツイッター社の本社ビルの屋上には「X」の文字を形どったライトが設置された。
ツイッター上ではツイッターの名前や青い鳥を惜しむ投稿が相次いだ。また、ツイッターの日本版アカウント「Twitter Japan」が「X Japan」に変わるのではという憶測が飛び交った。7月26日にアカウント名は「Japan」に変更されたが、ユーザーIDは「@TwitterJP」のままだった。
Xはイーロン・マスク氏の好きな文字
「X(エックス)」という名称はマスク氏が好んで使っている。同氏が設立した宇宙開発会社や生成AI(人工知能)開発会社、さらには息子の名前にもXの文字を取り入れた。
ツイッターの混乱が続いていることから、別のSNS(交流サイト)に移ることを検討するユーザーも多い。米メタはツイッターに対抗するSNS「Threads(スレッズ)」を開始した。
【関連リンク】
・ツイッター 青い鳥のロゴ廃止 ブランドを「X」に正式変更(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230725/k10014141211000.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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