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国産生成AI開発への新たな支援策

2024年2月15日、日本政府は国内の生成AI開発を支える新たな動きを見せた。政府はアメリカのテクノロジー大手、マイクロソフトからスーパーコンピューターを提供してもらう方向で調整している。

これは、国内企業がAI開発競争で必要とする高性能なGPUを組み込んだスパコンを確保するための措置である。マイクロソフトがオープンAIに対して行っているような支援を模範としている。

経済産業省は、生成AIの開発者を新たに募り、その利用料を一部補助する方向で検討しているとのことだ。マイクロソフト側も、GPUの提供だけでなく、生成AIのサービス統合に関するノウハウも提供する意向を示し、日本のAI市場に対する強い信頼と支援を公言している。

「GENIAC」の開始と半導体研究への投資

政府は2024年2月1日にも、国産の生成AIを強化するための基盤モデル開発に関する支援方針を固めていた。

Preferred Networksの子会社やサカナAI、東京大学など7者に対し、グーグルのスパコン利用を支援するプロジェクト、GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)を立ち上げ、84億円分の利用料を国が補助すると決定した。

さらに続く2月8日には、次世代半導体研究開発に280億円を投じることが明らかになった。最先端半導体技術センター(LSTC)のもとで、端末内で処理を完結させるエッジAIや、2ナノメートル以下の次世代半導体の設計開発に取り組むことになった。

これらの施策は、国内AI開発の加速化、そして日本の半導体産業の国際競争力強化を目的としている。産業技術総合研究所、理化学研究所、東京大学といった国内の研究機関が中心となって進めている。

関連リンク

【独自】“国産・生成AI”開発 マイクロソフトも支援へ(Yahoo! JAPANニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/21e9dca232f087e66552d854a928c9cbd8013094新しいウィンドウで表示されます

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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