SNS「Bluesky」、招待制限解除と新たなユーザー受け入れ政策
2023年3月にオープンしたSNS「Bluesky」、当初招待制を採用していたが、2024年2月にはその制限が解除。これにより、誰でも自由にBlueskyのアカウントを作成できるようになった。登録者数は急増し、わずか2か月で500万人を突破した。
Blueskyは2024年4月12日にさらなる大きな変更を発表した。それは、これまで制限してきた「国家元首によるアカウント作成」の禁止ルールを解除したことである。
ハラスメントなどを抑制するための仕組みが整っていない時期には、影響力の大きな著名人のアカウント作成を慎重に扱っていた。しかし、モデレーションやフィード管理機能の充実により、そのリスクが許容範囲内に収まったと判断し、国の代表者も含めたすべての利用者を受け入れる体制が整ったと発表したのだ。
これにより、Blueskyは新たな段階に進むことになる。ユーザー層の拡大と共に、従来のTwitter(現X)を意識したライバルサービスから、より本格的な分散型SNSプラットフォームへと進化していくことが期待される。
ユーザーと開発者の活発な交流
Blueskyの利用者拡大と共に、開発者やユーザー同士の交流も活発化してきている。2024年4月13日、東京・紀尾井町のLINEヤフー本社で「Bluesky Meetup in Tokyo」が開催された。
米Bluesky社の開発者や経営陣が登壇し、来場者やオンラインの参加者と議論を交わした。この会議では、Blueskyの技術的特徴や運営方針について詳しい説明がなされた。
参加者からは、Blueskyの「開発者コミュニティのオープンさ」や「新しいことが始まりそうだ」といった前向きな意見が寄せられた。
Blueskyは、分散型SNSの先駆け的存在として、今後のさらなる発展が期待されている。ユーザーや開発者の積極的な関与によって、Blueskyのコミュニティが形成され、新しいSNSの可能性を切り開いていくことが予想される。
【関連リンク】
・Bluesky、国家元首など影響力ある人物は利用禁止のルール解除。招待制廃止から2か月(Microsoft Start)
https://x.gd/zo9x5
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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