大妻女子大、NTT東日本らと連携し女性デジタル人材を育成　7月3日協定を締結

大妻女子大学は「大学・高専機能強化支援事業（理工農系学部・大学院を拡充する支援事業）」に採択されており、2025年4月にはデータサイエンス学部の開設を予定している。

新設される学部ではデータサイエンスとビジネスの学びを通じて、社会の課題を発見し解決する力を身につけるとともに、自立して学び働き続けられる女性の人材の育成を目指すという。さらに、企業などと協働して体験からビジネスを学ぶことも重視している。

一方でNTT東日本は「地域循環型社会の共創」を目標に掲げており、NTT DXパートナーとともにテクノロジーの地域問題の解決や、地域の未来に必要不可欠な専門的な人材の育成に取り組むなど、豊富なノウハウを持っている。

大妻女子大学はデータサイエンス分野における授業の企画や実施、運営をする。NTT東日本は、連携内容についての関係者間調整、ICTの活用による地域課題解決やデジタル人材育成の実践事例の共有、デジタル人材の講師派遣を担うという。NTT DXパートナーは、ICT活用による地域課題解決やデジタル人材育成の知見を活かしたプログラムの開発や提供、NTT東日本と同じくデジタル人材の講師派遣も行う。

社会におけるデータサイエンティストの女性比率が毎年1割ほどで推移する中、今後は3者がそれぞれのノウハウを相互に活かして社会や地域の未来に必要不可欠な専門人材の育成に取り組んでいくということだ。

【関連リンク】

・大妻女子大とNTT東日本ら、データサイエンス分野の人材育成で協定——現状、データサイエンティストの女性率は1割前後(INTERNET Watch)
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1605466.html