アルティウスリンク、コールセンター事業にELYZAのLLM導入 業務効率化を目指す
コールセンター事業大手のアルティウスリンクは、大規模言語モデル(LLM)開発のELYZA(イライザ)と協業することを8月9日に発表した。コールセンターに特化したLLMや生成AIを活用し、新サービスを共同で開発する。
アルティウスリンクはKDDI傘下の企業で、「人」✕「IT」によるソリューションサービスを提供する。コールセンターやバックオフィス事業を主に行っている。
ELYZAは東大の研究室から発足した大規模言語モデルを開発するスタートアップ企業。4月にKDDI傘下に入り、6月には日本語の性能に特化した最新LLMを発表していた。
アルティウスリンクのコールセンター事業にELYZAが開発した高い日本語力のLLMを導入することで生成AIを活用。企業や自治体のコールセンターのDX化を促進し、業務効率化を目指す。
顧客対応後の情報入力において高い精度 生成AIの活用でより便利なサービスを
顧客対応後の情報入力業務において生成AIを活用した実証実験では、「そのまま使える」との回答が多数を占め、「微修正で使える」の回答を含めると8〜9割にもなり、高い精度が確認されている。
今後もこの技術を活用し、各業界に特化した文章要約などのAIモデル開発を進め、生活をより便利にするサービスを展開していく方針だ。
【関連リンク】
・国内最大規模のコールセンター事業に生成AI 東大発AIベンチャー・ELYZAが協力 専用LLMを共同開発(ITmedia AI+)
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/spv/2408/09/news170.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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