スマホの世界シェア4位『Infinix』って知ってる?
世界のスマートフォン市場で注目を集める中国発のブランド「Infinix」は、新興国市場で急速な成長を遂げている。親会社Transsionグループは特にアフリカで強く、2023年第3四半期には50%のシェアを獲得。東南アジアでもフィリピンで1位、インドネシアで3位と好調な成績を記録している。
Infinixは当初、低価格帯のスマートフォンを主力としていたが、近年ではミッドレンジからハイエンド市場への展開を進めている。代表的な製品である「Hot 50 Pro+」は、6.8mmという薄さと162gの軽量性を実現しながら、手頃な価格を維持している。また、縦折りタイプの「Zero Flip」や5G対応の「Note 40 Pro」など、多様なラインナップを展開している。
次世代への挑戦
同社の特徴は、ハードウェア性能だけでなく、デザインや音響性能にも注力している点だ。「Hot 50 Pro+」ではJBLとの協業により、音響面での評価も高い。また、「Zero Flip」は縦折りスマートフォンながら手頃な価格帯に位置し、若者向けのポップなカラーリングや実用的なヒンジ構造が特徴となっている。
ソフトウェア面では、GoProカメラと連携できる「GoProモード」など、ユニークな機能も提供する。アウトドア派や若者のライフスタイルに合わせた機能を実装している。ただし、「Zero Flip」に搭載されているMediaTek Dimensity 8020はミッドレンジのSoCであり、性能面では改善の余地がある。これは価格と消費電力のバランスを考慮した結果といえる。
Infinixは今後も、実用性を重視した製品開発を続け、特に新興国市場での存在感をさらに高めていくことが期待されている。
【関連リンク】
・スマホ世界シェア4位をうかがう「Infinix」から激薄モデルや折りたたみが続々(ASCII.jp)
https://ascii.jp/elem/000/004/242/4242919/
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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