Apple Intelligenceのストレージ要件が2倍に増加
Appleの「Apple Intelligence」は、2024年10月の展開以降、必要なストレージ容量が初期の4GBから7GBへと倍近く増加している。この増加は、Genmoji、ビジュアルインテリジェンス、ChatGPT統合などの新機能を支えるAIモデルの大容量データが原因だ。
Apple Intelligenceは、iPhone、iPad、Macで完全なローカル処理を採用し、プライバシー保護を実現している。しかし、全機能を一括でインストールする必要があり、使用頻度の低い機能のデータも含めて全てがデバイスに保存される。
深刻化するストレージ管理の課題
この容量増加により、多くのユーザーはデバイスのストレージ管理を見直す必要に迫られている。128GBのiPhone 15 Proでも、写真や動画、アプリを多用するユーザーには7GBの確保は容易ではない。さらに9to5Macによると、2025年4月のiOS 18.4でSiriの大規模アップデートが予定されており、ストレージ要件は一層増加する見込みだ。
一括インストール方式による問題も浮上している。Genmojiや高精度AI分析機能を使用しないユーザーでも、これらの機能を含む全容量を負担しなければならない。この仕様は、ストレージや予算に余裕のあるユーザーには影響が少ないが、全ユーザーへの公平性には課題が残る。
Appleは今後のiOSアップデートでこの問題への対応を迫られている。競合他社のモジュール型インストールと比べ、現在のAppleの戦略は柔軟性に欠ける評価を受ける可能性が高い。
【関連リンク】
・Apple Intelligence には iPhone に最大 7GB のストレージスペースが必要(voi)
https://voi.id/ja/teknologi/448113#google_vignette
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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