『My Little Life』デスクトップで展開する小さな世界
2025年2月1日、9FingerGamesはPC向けライフシミュレーションゲーム『My Little Life』の配信を開始した。本作はデスクトップ画面の下で小さな人々が生活するという独自のコンセプトを採用し、プレイヤーが現実の作業をしながらキャラクターたちの日常を見守ることができる。
プレイヤーは「リトル」と呼ばれるキャラクターたちが快適な生活を送れるようサポートを行う。家具の購入や仕事の選択を通じて、リトルの生活を充実させることが可能だ。リトルたちは自動で行動し、スキルを習得しながら異なるキャリアを歩む。収入が増えれば、住環境を整えるアイテムの購入が可能となる。プレイヤーの介入が少なくても進行するため、作業の合間に気軽に楽しめる点が魅力だ。
また、本作には時間制限のあるイベントやポップアップ広告が存在せず、ストレスのないプレイが可能となっている。画面を縮小することもできるため、仕事や勉強と並行して楽しめる仕様になっている。
ゲームのスタイルは、現代風の「たまごっち」とも形容される。シンプルな管理要素と自由度の高いカスタマイズが融合し、キャラクターとの長期的な関わりを楽しめる設計となっている。最大10人のリトルを追加し、それぞれの個性や夢に合わせた生活を築いていくことも可能だ。『My Little Life』は現在Steamにて配信中。
2024年からの歩み
9FingerGamesは2024年4月24日、『My Little Life』のSteamストアページを公開し、ゲームの概要を発表した。当初から本作は「ながらプレイ」が可能な放置系ライフシムとして注目されていた。
開発者のStevis Andrea氏は、本作のアイデアを「PC画面の一部だけを使う気軽なライフシミュレーション」として構想。ユーザーが作業中でも邪魔にならず、それでいてキャラクターの成長を見守る楽しみを味わえるゲームを目指した。
リトルたちは自動で生活し、仕事を選び、スキルを伸ばしていく。職業には農家やストリーマー、ハッカーなどがあり、スキル次第でキャリアが変化する。収入を活用して家具や装飾品を購入でき、キャラクターの生活環境を整えていくことができる。アイテムは数百種類以上用意され、壁紙や家のサイズもカスタマイズ可能なため、プレイヤーごとに異なる個性的な世界が築ける。
また、本作は開発段階から同じデスクトップ常駐型ゲームである『Rusty’s Retirement』と比較されることが多かった。『Rusty’s Retirement』の開発者Jordan Morris氏は、自身のSNSで『My Little Life』について触れ、友好的な交流を見せていた。このことが話題となり、一部のユーザーは両タイトルを同時起動して遊ぶアイデアを提案するなど、盛り上がりを見せた。
9FingerGamesは以前、『Heretic’s Fork』というデッキ構築型タワーディフェンスゲームを手がけており、その作風とは大きく異なる『My Little Life』を開発した背景には、新たなジャンルへの挑戦があったと考えられる。開発者のAndrea氏は、よりリラックスしたプレイスタイルを提供することを目指したと語っていた。
【関連リンク】
・デスクトップの画面下で小さな人々生活するライフシム『My Little Life』配信開始!(Game*Spark)
https://www.gamespark.jp/article/2025/02/01/149032.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Freepik
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