auから発売「Smart Recovery Ring」、ゲーム感覚で楽しめる健康管理デバイス
健康管理をサポートするデバイスの市場が広がる中、スマートデバイスを手掛ける「issin」が3月14日に「Smart Recovery Ring」を発売した。価格は29,800円で、サブスクリプション契約は不要。KDDIの直営店やau Online Shopなどで購入できる。
このスマートリングは、睡眠の質、ストレスレベル、活動量を計測し、専用アプリと連携することで健康管理をサポートする。厚さ2.2mm、重さ3gというコンパクトな設計で、生活防水仕様のため日常生活のあらゆる場面で使用可能だ。さらに、心拍数や血中酸素濃度、皮膚温の測定機能も搭載しており、体の状態を詳細に把握できる。
特徴的なのは、スマートバスマットと同じアプリ「ウェリー」を利用し、体重・食事・睡眠・ストレスなどのデータを一元管理できる点だ。アプリには、パーソナルヘルスケアAI「ウェリーくん」が登場し、ユーザーのデータをもとにアクションを提案する。健康管理を継続しやすくする工夫が施されている。
このリングの開発を主導したのは、スマートプロジェクター「popIn Aladdin」やゲーム「スイカゲーム」を手掛けた程涛氏だ。健康管理に関する習慣化の課題を解決するため、楽しみながら継続できる仕組みが取り入れてある。
競争力のある価格と特徴的な機能
現在、スマートリング市場には「Oura Ring 4」や「Galaxy Ring」などが存在するが、価格は5万円以上のものが多い。一方、「Smart Recovery Ring」は3万円を切る価格設定となっており、競争力のある選択肢となる。
低価格を実現できた背景には、issinの調達戦略がある。程氏は中国の部品調達を直接管理し、商社を介さずにコストを抑えることで、価格を抑えることに成功した。また、他社製品の多くが2.5mm前後の厚さを持つ中、Smart Recovery Ringは2.2mmとさらに薄型化し、装着感の向上にも力を入れた。
さらに、サブスクリプション不要という点も大きな魅力となる。例えば「Oura Ring 4」では、すべての機能を利用するために月額999円の契約が必要だが、Smart Recovery Ringは現時点で無料で利用できる。ただし、将来的には有料機能の追加を検討しているという。
販売はKDDIと連携して行われ、auの店舗やオンラインショップを中心に展開する。また、リングのサイズ選びをサポートする「サイジングキット」も提供し、フィット感を確かめた上で購入できるようにしている。さらに、auのデザインケータイ「INFOBAR」とのコラボモデルも予定されており、デザイン面でも注目されている。
issinはこれまで「スマートバスマット」などの製品を展開し、健康管理をサポートするデバイスを提供してきた。今回のスマートリングは、ゲーム感覚で使える仕組みを取り入れることで、健康管理をより身近なものにすることを目指している。
【関連リンク】
・issin、29800円でサブスク不要のスマートリング(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1670030.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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