「ブラザーオンライン」で最大126,676件の不正ログイン、ポイントの不正利用も確認。
セキュリティ通信

2022.05.23 「ブラザーオンライン」で最大126,676件の不正ログイン、ポイントの不正利用も確認。

5月10日、ブラザー工業株式会社の子会社であるブラザー販売株式会社が運営を担う「ブラザーオンライン」で不正ログインが確認されたことが明らかになった。

発表された情報によれば、顧客のアカウントへ不正ログインが起きたことで、ブラザー独自のポイント「トク刷るポイント」の不正利用や登録情報の閲覧の可能性があるという。

不正ログインが明らかになった5月6日から「ブラザーオンライン」はサービスを停止しているといい、被害を受けたとされる顧客に対しては個別に説明や謝罪をおこなっているとしている。

また、個人情報保護委員会や警察への報告は済んでおり、「ブラザーオンライン」のサービスが再開される場合にはホームページで発表されるようだ。

今回の不正ログインによる被害

今回の件で不正ログインがされたアカウントは最大で126,676件だという。

不正ログインがされていた場合、氏名や電話番号などが閲覧可能となり、任意で登録をしている場合には住所や携帯の電話番号までもが閲覧されることになる。

また、ポイントの不正利用に関しては、最大683件のアカウントでおこなわれ、最大で404,900円相当の「トク刷るポイント」が別のポイントに換金されたのだという。

悪意のある者が、入手したユーザーID・パスワードを組み合わせたことで不正ログインが起きたと考えられているが、どこで入手したのかなどはわかっておらず、外部機関による調査が続けられている。

【関連リンク】

会員向けサービスサイト「ブラザーオンライン」における
不正ログインの発生について
https://www.brother.co.jp/news/2022/incident0510/index.aspx

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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