2022.08.29 「支払わなければ差押執行」に気を付けて!国税庁を装ったフィッシング詐欺。
フィッシング対策協議会は、8月15日、国税庁を装ったフィッシング詐欺について注意喚起をした。
同協議会は、確認されている偽メールや偽サイトの例を、画像を用いて紹介している。
偽メールでは、「税金の支払いに問題が生じている」「税金が未払いだ」といった内容のメールに、偽サイトへのリンクを添付して送信している。
偽サイトでは、指定の金額を払わなければ差押処分に着手すると偽の通知をし、個人情報やクレジットカード情報を入力するよう促している。
また、Vプリカで支払いをさせる手口も確認されているため、注意が必要だ。
同協議会によれば、8月15日13時の時点で、フィッシングサイトは閉鎖されていないという。
情報を入力する際はよく考えてから。
いきなり支払いを求められ、払わなければ差押処分だと言われたら焦る人もいるだろう。
しかし、国税庁は、差押処分の予告などについてSMSやメールで連絡することはないと述べているため、フィッシング対策協議会が紹介しているような内容だった場合には無視するようにすると良い。
また、個人情報やクレジットカード情報を入力するよう求められた時には、本当に入力すべきなのかを一度考えてから行動することで、情報を盗まれて悪用される可能性を低くすることができるのではないだろうか。
【関連リンク】
・国税庁をかたるフィッシング(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/nta_20220815.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock