ダウンロード数が多くても安全とは限らない!悪質なGoogle Chrome拡張機能を複数確認。
セキュリティ通信

2022.09.10 ダウンロード数が多くても安全とは限らない!悪質なGoogle Chrome拡張機能を複数確認。

McAfeeは、米国時間で8月29日、悪質なGoogle Chrome拡張機能が5つ確認されたことを発表した。

これらの5つは、合計で140万件もインストールされており、Netflixの視聴やWebサイトのスクリーンショットなどの機能を持つとうたっていたという。

これらの拡張機能をインストールしていることによって、利用者の訪れたWebサイトに関する情報が追跡され、さらに、拡張機能の作成者へと送られる仕組みになっていた。

そのため、作成者は、利用者が購入した商品のアフィリエイト報酬をもらうことができていたのだという。

今回、利用者はこのことを知らされていないのにも関わらず、作成者に情報が送られていたことが問題となっている。

5つの拡張機能は、すでにGoogleの広報担当者によって、8月31日に削除されているようだ。

悪質な拡張機能は、前回にも確認されていた

CNET Japanによれば、McAfeeは3月にも、Google Chrome拡張機能のなかで、表向きはNetflix関連の拡張機能だが、実際はフィッシングサイトへのリダイレクトをはじめとした複数のものを確認していた。

しかし、その際は、ダウンロードされた数は計10万件ほどだったようだ。

なかには、ダウンロードされている数が多いから安心だと思ってしまっている人もいるだろう。

ただ今回のように、知らない間にセキュリティリスクを負っているということもあり得るため、ダウンロード数を安全の目安にせず、十分に警戒してダウンロードしてほしいものだ。

【関連リンク】

・グーグル、悪質な「Chrome」拡張機能を削除--計140万ダウンロード(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35192616/

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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