2022.09.11 リケン、ランサムウェアによる不正アクセスを受け、個人情報などが流出。
株式会社リケンは、8月30日、7月に起きた不正アクセスによって、顧客の個人情報などが流出したことを明らかにした。
同社によれば、7月17日に、ランサムウェアによる不正アクセスを受け、調査対策チームによる調査をしたところ、約6000件もの個人情報が流出していたことが発覚したのだという。
流出した個人情報のなかには、2018年3月末時点で株主だった人や従業員、取引先の個人に関する情報が含まれていたようだ。
また、顧客の機密情報はおよそ60件の流出が確認されており、社名やエンジンの機種名などが含まれているという。
これらの情報が不正に利用されたという報告は、発表時点では受けていないようだ。
同社の対応や再発防止策について
リケンによれば、受発注の手続きに影響が出ているものの、製品の製造については問題ないとしている。
ただし、システムの復旧には時間がかかってしまう見通しだという。
同社は、情報流出に該当する人には個別で連絡をしているといい、また、今回の件に対応するための電話窓口を設けるといった対応を見せている。
今後は、外部機関の調査結果をもとにセキュリティ対策の見直しをしたり、SOCサービスや機器の動作を監視するソリューションを導入したりすることで再発防止に努めていくという。
【関連リンク】
・当社サーバーへの不正アクセスに関するお知らせ(第三報)(株式会社リケン)
https://www.riken.co.jp/upload/2AGBAST-newsja_file.pdf
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock