2022.09.15 フルティフル、園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」の利用を呼びかけ。
フルティフル合同会社は、9月8日、静岡県で園児がバスに置き去りにされて死亡した事故を受け、同社が運営する園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」を利用してほしいと呼びかけた。
同アプリは、利用者が所持しているQRコードを、施設内のタブレットや職員のスマホで読み取ることで、利用者の入退室を管理したり、それを職員や利用者の家族に共有できるというもの。
新たなアプリをインストールすることなく、Webブラウザ上で利用ができ、利用者が持ち歩くのは印刷されたQRコードだけとなっており、簡単に導入できるようだ。
また、幼稚園や保育園などの保育所では199人まで無料で利用でき、その他の施設等では19人までなら無料で利用できるという。
「QRだれドコ」が活用できる場面
フルティフルによれば、「QRだれドコ」が活用できるのは保育の場だけではないようだ。
他にも、習い事などへ来た時・帰る時の時刻を家族に伝えたり、老人ホームなどの高齢者施設にいる家族の活動状況や食事の量を確認したりするといった活用方法があるという。
これを利用することで、家族が安心できるだけでなく、急な予定変更などの共有がしやすくなるため、働く側も管理が楽になるという利点がある。
デジタルを活用するとともに、預かる側が職員同士の連携に力を入れ、先日のような事故が起きないことが望まれる。
【関連リンク】
・静岡県内でのバス置き去り事故を受けて(frutiful)
https://frutiful.net/2022/09/08/静岡県内でのバス置き去り事故を受けて/
・qr-daredoco(QRだれドコ)とは(frutiful)
https://frutiful.net/whats-daredoco/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock