トヨタ、「T-Connect」ユーザーのメールアドレスなどが29万件以上漏洩した可能性。
セキュリティ通信

2022.10.16 トヨタ、「T-Connect」ユーザーのメールアドレスなどが29万件以上漏洩した可能性。

トヨタ自動車株式会社とトヨタコネクティッド株式会社は、10月7日、同社が提供しているコネクティッドサービス「T-Connect」において、利用者のメールアドレスと顧客に割り振られている管理番号が漏洩した可能性があると発表した。

発表によれば、同サービスのWebサイト開発を委託している企業が、一部のソースコードを公開設定の状態でアップロードしたことが原因で、2017年12月から2022年9月15日までアクセスが可能となっている状態が続いていたという。

そのほかの個人情報やクレジットカード情報などは漏洩した可能性がないといい、「T-Connect」の利用についても特に影響はないとしている。

同社は今後、委託先の企業とともに、個人情報の管理の見直しやセキュリティ強化に努めていくようだ。

トヨタの顧客への対応

今回、情報漏洩の可能性が明らかになったのは29万6019件のメールアドレスと管理番号。

漏洩した可能性がある顧客に対しては、個別に連絡をする、相談窓口を設けるといった対応をしているという。

同社は、メールアドレスが漏洩していた場合、そのメールアドレス宛に迷惑メールが届く可能性があるため、心当たりのないメールなどが届いた場合にはメールを速やかに削除するよう呼びかけている。

また、メール内のリンクから偽サイトへ誘導する手口にも注意をするよう求めていることから、ログインが必要な時にはブックマークやブラウザ検索を活用するなどの対応をするとよいだろう。

【関連リンク】

・お客様のメールアドレス等の漏洩可能性に関するお詫びとお知らせについて(トヨタ自動車株式会社)
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38095972.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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