SIAによって、偽情報や誤情報対策を行う「日本ファクトチェックセンター」が設立。
セキュリティ通信

2022.10.17 SIAによって、偽情報や誤情報対策を行う「日本ファクトチェックセンター」が設立。

一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)は、10月1日より偽情報や誤情報への対策を行う機関である「日本ファクトチェックセンター」を設立した。

この機関は、インターネット上に存在する情報を独自のガイドラインに沿って検証および5段階で評価し、Webサイトで結果を公開することで偽情報や誤情報による混乱を防ごうとしている。

しかし、ファクトチェックの対象となるのはインターネット上にある情報だといい、新聞やテレビでの報道内容は対象外とされていることについて疑問を感じるという声もあがっているようだ。

また、同機関でファクトチェッカーの役割を担う者が、全員現役大学生であることについて心配する声も一部であがっているという。

偽情報や誤情報の対策に取り組んできたSIA

新型コロナウイルス感染症の情報など、世界中で偽情報や誤情報が出回っていることが問題になっているという状況の改善に向け、「Disinformation対策フォーラム」の設立や「ワクチンデマ対策シンポジウム」の開催などに取り組んできたSIA。

そんなSIAが新たに設立した「日本ファクトチェックセンター」が取り組んでいくのは、情報をファクトチェックし、サイトで結果を公開するだけではないという。

実践を通してファクトチェッカーを育てていくことや、情報リテラシー向上のための啓発活動の実施など、偽情報・誤情報対策における活動範囲を広げていくとしている。

【関連リンク】

・SIA、「日本ファクトチェックセンター」を設立(SIA)
https://www.saferinternet.or.jp/info/26099/

・「日本ファクトチェックセンター」設立。Googleが150万ドル(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1443285.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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