2022.11.10 アドビ、自社提供のツールに追加するAI機能を発表。
アドビ株式会社は、10月18日、「Adobe MAX 2022」にて同社が提供するツールに新たなAI機能を追加したことを発表した。
そのほかにもイベント内では、「Adobe Substance 3D Collection」への「Adobe Substance 3D Modeler」の追加や、「コンテンツ認証イニシアティブ」を活用することによってクリエイターの支援につながる取り組みにも力を入れていくことを公表した。
AI機能によって可能になることとは。
画像編集ができる「Photoshop」はこれによって、特定の物を選択する機能においてはワンクリックで正確な選択ができるようになり、選択した対象を削除した後に塗りつぶしで補う作業もワンクリックで行えるようになるという。
気軽にデザインができる「Express」は、AIの活用によって、作成しているコンテンツに沿ったテンプレートや文字のフォントを提案が可能になり、画像を切り抜く際の精度もあがることにつながったとしている。
写真の管理・編集を行う「Lightroom」においては、特定の対象物を選択する場合に、対象の周りを囲んだり、選択ボックスを対象に合わせたりと複数の方法でするだけでAIが自動的に範囲を決定することなどが可能になった。
「Premiere Pro」では、色の調整や音楽のリタイミング、「After Effects」では編集しているシーンをAIが自動で検出することでセットアップの高速化がはかれるといったように、動画編集をする際に活用されることの多いツールにもAIが活用されていくようだ。
【関連リンク】
・アドビ、AI機能のイノベーションによりAdobe Creative CloudおよびAdobe Expressユーザーの創造性と効率性を最大化(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000041087.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
