Amazon、2022年7〜9月期決算の発表。営業利益は48%減少
セキュリティ通信

2022.11.16 Amazon、2022年7〜9月期決算の発表。営業利益は48%減少

Amazon.comは、10月27日(現地時間)、2022年7〜9月期決算の発表をした。

売上高は、1271億100万ドル(約18兆5900億円)。

この数字は前年同月比から15%の増加を見せているものの、営業利益は48%も減少し、25億2500万ドルという結果となった。

また、10〜12月期の業績における見通しは予想を下回っており、それが発表されたことで、同社の株は一時的に20%程度下落したという。

燃料にかかる価格は数年で2倍

同社のCFOであるブライアン・オルサブスキーによれば、7月に開催したプライムデーの反響が大きかったといい、在庫率・配送率は回復傾向にあるという。

ただし、成長率は鈍化し始めているようだ。

また、売上高が前年同期比27%増加となったAmazon Web Servicesについて、暗号資産や金融などの業界における需要が減っていることを明した上で、同社では節約したい顧客のために低価格のサービスを選ぶよう提案をするといった工夫をしている。

さらに、電気や天然ガスなど燃料にかかる価格が数年で2倍になったと述べており、人件費やエネルギーにかかるコストが負担となっているという。

Meta・Alphabet・Microsoftも予想を下回った結果を発表したことで株価の下落をしており、世界経済の悪化の影響を受けて苦戦しているのはAmazonだけではないことがわかる。

【関連リンク】

・米Amazonの2022年7~9月期決算は5割減益、AWSにも景気の逆風(日経クロステック)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/14034/

・Amazonの営業益が2年連続で半分になりクラウドの成長も鈍化、年末商戦も苦戦するとの予測で株価が20%も急落(Gigazine)
https://gigazine.net/news/20221028-amazon-earnings-q3-2022/

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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