2022.11.18 ソフトバンク、PayPayの企業価値が1兆円弱と発表。
ソフトバンクは、11月4日に開催された決算説明会で、子会社であるPayPayの企業価値が1兆円弱(9月末時点)であることを明らかにした。
また、同社はPayPayの上場を目指していると述べていた。
これについて宮川潤一社長は、まだ準備をしている段階であるものの黒字化は視野に入っているとコメントをした。
黒字化の時期については明らかにすることはなく、開示を控えるよう言われていたからだと述べている。
CFOの藤原和彦専務は、詳細は何も決まっていないとしたが、上場をいつでも狙えるようガバナンス整備などに力を入れていくとコメントした。
新設された金融セグメント
ソフトバンクは11月2日、ペイペイを10月1日をもって子会社とすることを発表している。
ソフトバンクは、子会社として保有している「PayPay」「PayPayカード」「PayPay証券」「SB Payment Service」のサービスで金融セグメントを設立する予定だという。
2023年3月期の同セグメントは赤字であるという見通しが立っているが、早く黒字にしたいと考えているようだ。
同セグメントの業績を合わせるため、営業利益予想を「1兆円以上」と曖昧な数字から「1兆500億円」と具体的なものへと変更した。
【関連リンク】
・ソフトバンク宮川社長、ペイペイの企業価値は1兆円弱(Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-11/RL5UEWT1UM0Y01
・ソフトバンク、PayPay子会社化で上方修正--楽天モバイルには「地に足を付けた議論を」(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35195598/
TEXT:PreBell編集部
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