FTXが米国で破産申請、暗号資産業界最大規模の経営破綻か。
セキュリティ通信

2022.11.22 FTXが米国で破産申請、暗号資産業界最大規模の経営破綻か。

FTXトレーディングは、11月11日、同社と約130のグループ会社が、米連邦破産法第11章の適用を申請したことを発表した。

同社は2019年に設立し、暗号資産の交換などを行っていた会社で、100万人を超えるユーザーがいたとされ、スポーツ選手や投資ファンドが出資するほどであった。

今回申請したグループの中には、日本の法人も含まれていたようだ。

米メディアでは、暗号資産業界最大規模の経営破綻になるのではないかと報道されているといい、債権者は10万人を超えているとみられているという。

同社のCEOであったサム・バンクマン・フリード氏はすでに辞職している。

きっかけは同社に関する報道か。

本件のきっかけとなったのは、同社の財務面を問題視する内容の報道がされたことであった。

報道後、同社が発行していた暗号資産は暴落し、日本円にして1兆円を超える資金不足に陥ってしまったという。

日本では、11月9日、FTX Japan株式会社が暗号資産などの出金停止を実施、その翌日に金融庁が行った一部業務停止命令・業務改善命令といった行政処分によって、11日には出金が再開された。

【関連リンク】

・FTXが破産申請、負債は数兆円規模か…ビットコインが一時5%下落(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221112-OYT1T50115/

・暗号資産大手のFTX、米国で破産法の適用申請 CEOは辞職(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASQCD05RTQCCULFA04Y.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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