2022.11.29 AirPods Pro、医学的に処方された補聴器と同等の機能を発揮する可能性。
Cell Pressが取り扱っている雑誌「iScience」で、Apple社のAirPods Proが高価な補聴器と同等の機能を発揮する可能性があるという調査結果が掲載された。
調査方法としては、26〜60歳の難聴を持つ21人を対象に、補聴器やAirPodsシリーズを装着してもらった状態で聴力検査を実施し、5つの基準について確かめるというもの。
結果、ライブリッスン機能を有効にしたAirPods Proは、4つの基準を満たしたといい、音声の聞き取りとしては医学的に処方された補聴器と同等だったという。
聴力に障がいがある人のためのiOS機能
iOSには、ライブリスニング以外にも、ロック時にフラッシュの点滅によって通知をする機能やリアルタイムテキスト通話機能、手話での会話に適しているFaceTime ビデオ通話など、聴覚のアクセシビリティ機能とよばれるものがある。
現在、米国の難聴者は何百万人も存在するというが、多くが補聴器を使わずにいるという。
その原因としては、保険が適用されないうえに、処方される補聴器は値が張ることがあげられる。
そんな背景で生活に不便を感じている場合には、Appleの提供するサービスを活用することで、これまでよりも毎日の生活を快適に過ごせるのではないだろうか。
【関連リンク】
・AirPods Pro、高価な補聴器に匹敵する可能性ありとの調査結果(Gadget Gate)
https://gadget.phileweb.com/post-21967/
・iOS の聴覚のアクセシビリティ機能(Apple)
https://support.apple.com/ja-jp/HT210070
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
