楽天グループ、利回りが10%を超える社債を発行。
セキュリティ通信

2022.12.11 楽天グループ、利回りが10%を超える社債を発行。

楽天グループは、11月30日、利回りが10%を超えるドル建て社債を発行する。

2019年に発行したものは3%台であったことから、資金調達を急いでいることが見受けられ、この理由としては携帯電話事業への投資が考えられている。

同グループが持ちたいと考えるプラチナバンドへの投資が必要になってくるといい、仮に割り当てがされたとしても基地局を増やすためのお金がかかってくるという。

楽天モバイルが携帯電話事業に参入して数年が経とうとしているが、他社には及ばず、EC事業に集中して取り組むべきだと厳しい声もあるようだ。

しかし、同グループの創業者である三木谷氏は、楽天市場もゼロから創りあげたことを挙げ、携帯電話事業を諦めない意向を示しているという。

過去最大の赤字2870億円

楽天グループは、11月11日の発表によれば、過去最大の赤字を叩き出している。

その額は2870億円だといい、経営が苦しいのかと心配する声もあがっているという。

それに加え、これまでは楽天ポイントが付与される条件として、税込100円で1ポイント付与であったのが、税抜100で1ポイント付与となったことや、0円プランが終わってしまったことから、ユーザーが悪い印象を持つようになってしまったようだ。

2019年より続いている楽天グループの赤字が黒字になる日はくるのか、同グループの今後に期待だ。

【関連リンク】

・楽天G、携帯事業継続へ覚悟の「12%」社債(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC252M00V21C22A1000000/

・楽天は「オワコン」か、復活できるか?コンサルが決算資料を本気で分析(ダイヤモンドオンライン)
https://diamond.jp/articles/-/313382

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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