TikTok、10代ユーザーのアカウントで数分おきに有害コンテンツが表示される調査結果。
セキュリティ通信

2022.12.22 TikTok、10代ユーザーのアカウントで数分おきに有害コンテンツが表示される調査結果。

デジタルヘイト対策センター(CCDH)は、12月14日、TikTokを10代が利用すると、自傷行為や摂食障害のようなコンテンツを何度も見てしまう可能性があるという調査結果を発表した。

調査は、調査員が米国・イギリス・カナダ・オーストラリアの10代のフリをして同サービスに登録し、有害となり得るコンテンツに「いいね」をするという方法で実施され、30分続けられた。

結果として、自傷行為に関係するコンテンツは2.6分おきに現れ、摂食障害に関するコンテンツは8分おきに表示されたという。

同サービスでは、これらのコンテンツは禁止されており、そのような内容の動画は削除されているものの、ユーザーは「隠語」を活用して逃れているようだ。

TikTokの未成年を守る取り組み

TikTokでは、13歳未満はアカウントを作成することができず、もし13歳未満のアカウントであることが発覚した場合には永久凍結される。

また、13歳以上であってもDMの機能など、いくつかの機能は年齢制限が設けられており、利用できないといったことをはじめとして、未成年を守るための取り組みが実施されている。

しかし、今回の調査結果で、有害となり得るコンテンツが10代のユーザーに与える影響が懸念されており、心配になる保護者もいることだろう。

【関連リンク】

・TikTokのアルゴリズムは自殺に至る自傷行為や摂食障害に関する動画を10代のユーザーにオススメしてしまうことが調査で発覚、39秒に1回の頻度で有害コンテンツをユーザーにプッシュしている(Gigazine)
https://gigazine.net/news/20221216-tiktok-eating-disorders-suicide/

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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