2022.12.30 トヨタ自動車株式会社実施の実証実験にソフトバンクの技術が採用。
ソフトバンク株式会社は、12月13日、トヨタ自動車株式会社が実施する実証実験に、ソフトバンクのAI-OCR技術と「ichimill(イチミル)」が採用されたと発表した。
この実証実験は、港湾物流業務におけるDX推進を目的としておこなわれる。
これまで、海上コンテナの陸上輸送では、人が目視でコンテナ・梱包資材・書類といったさまざまな情報を確認しており、配車業務などは勘や経験などから行われ、物流管理は無線連絡を用いるなどして行われていたという。
しかし、2つの技術とサービスが組み合わさることで、さまざまな情報をもとに最適な配車業務が行われるだけでなく、業務の最適化および効率化へとつながっていくとしている。
今回採用された技術はどんなもの?
今回採用された「ichimill」とは、準天頂衛星システム「みちびき」やGPS、GLONASS、Galileoなどの衛星測位システムを利用することで、誤差を抑えた測位が実現するというサービスのこと。
このサービスを通して、農業・建設の自動化、スポーツ分野・自動運転やMaaSへの活用、飛行経路の自動制御、インフラ保全の効率化などにおけるDXを推進していくことを目指しているという。
また、ソフトバンクのAI-OCR技術は、画像に含まれる文字をテキストデータに変換する「OCR技術」に「AIの技術」を加えたもので、より高度な文字の認識が可能になるというもの。
これらの2つの技術によって、港湾物流業務におけるDX推進促進が期待される。
【関連リンク】
・トヨタ自動車が実施する港湾物流業務のDXを目指す実証実験にソフトバンクのAI-OCR技術と高精度測位サービス「ichimill」が採用(SoftBank)
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2022/20221213_01/
・高精度測位サービス ichimill(SoftBank)
https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ichimill/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
