大手暗号資産取引所が日本から撤退、1月31日までに出金を。
セキュリティ通信

2023.01.05 大手暗号資産取引所が日本から撤退、1月31日までに出金を。

世界中で暗号資産取引所の運営を行っているKrakenは、12月28日、日本から撤退することを発表した。

同社が日本から事業を撤退するのは2度目、前回は2018年に撤退しており、2020年10月より改めてサービス提供を開始したものの、2023年1月31日をもって廃業となる。

今回の撤退について、Krakenによれば「日本市場における情勢」や「世界規模での暗号資産市場の低迷」を考慮した結果だという。

11月30日には、市場の低迷に適応することを目的として、従業員1,100人のレイオフに踏み切ったことを明らかにしている。

今後、日本でのサービス提供はない?

Krakenは、2011年に米国の暗号資産取引所として設立され、世界各国へサービス提供を行うまでに成長した。

これまで日本では、子会社のPayward Asia株式会社を通じてサービス提供を行っていたが、廃業の発表とともに、今後Payward Asiaを通じて日本へのサービス提供をすることはないと表明している。

Krakenは、1月31日までに暗号資産の出金を済ませるよう呼びかけており、現在も口座に暗号資産を保有している人は期日までに出金する必要があることに注意してほしい。

【関連リンク】

・日本における暗号資産交換業の廃止のお知らせ(Kraken)
https://onl.la/6YSAYNk

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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