車検証の電子化が開始。3年間は救済措置もあり。
セキュリティ通信

2023.01.16 車検証の電子化が開始。3年間は救済措置もあり。

国土交通省は、1月4日より「電子車検証」を導入開始した。

これまでの車検証といえば、紙製でA4サイズ程度の大きなサイズのものであった。

しかし、今回の電子化によって、材質はICチップが埋め込まれた厚紙となり、大きさもA6サイズ程度にまで小さくなったという。

紙の証明書上には基礎的情報だけが載るようになるといい、有効期間や、所有者・使用者の個人情報などはICタグ内で管理するようになる。

これらの情報はスマホアプリなどを通して電子的に読み取ることが可能であるため、簡単に確認することができそうだ。

また、国から指定された整備工場が、車検証の有効期間をオンライン上で更新できるサービスも提供されるといい、利便性が高まることに期待が高まる。

読み取れる機器がない場合は。

1月4日を過ぎてからは、これまでのような紙の車検証が渡されることはない。

では、スマートフォンやパソコンなどの機器を持っていない人はどうしたらよいのか、不安な人もいるのではないだろうか。

最低でも3年間は「自動車検査証記録事項」と呼ばれるものの発行が可能で、これがあれば、機器を持っていなかったとしても従来の車検証に記載されていたような情報を確認することができる。

あくまでも救済措置とのことなので、数年の間にスマートフォンやパソコンを持つといった対応も考えておくとよいだろう。

【関連リンク】

・「車検証電子化」スタート。小型化しアプリで読み取る(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1466946.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

この記事を気にいったらいいね!しよう

PreBellの最新の話題をお届けします。

ページトップ