2023.01.30 Microsoft、およそ1万人の解雇を発表。
Microsoftは、1月18日、大規模な人員削減を実施すると発表した。
今回の解雇では、米国外含め従業員の5%弱となる1万人ほどが削減される予定だといい、3月までに進められるようだ。
同社は、昨年にも解雇を実施していたが、規模は他の企業のものと比較して小さめであった。
大規模な削減は8年ぶりになるというが、同社のCEOであるサティア・ナデラ氏によれば、今この人員削減を計画したのには、物価が上がるなど景気後退への懸念から、さまざまな企業が投資に対して積極的でなくなっていることが背景にあるという。
人件費の削減を行う一方で、人工知能(AI)をはじめとした成長分野への投資に集中する意向を示しているようだ。
昨年から続く解雇、いつまで続くのか。
大手IT企業での解雇が後を絶たない状況にある。
昨年、Twitterでは約7500人、Metaでは約 1万1000人の削減が行われ、今年はAmazonでも約1万8800人規模の解雇実施を発表している。
「Layoffs.fyi」では、米国のIT企業における2022年の解雇された人員数は15万人を超えたといい、人件費を削る企業がこれまでより増えているのだという。
IT企業の大規模な解雇が落ち着く日はいつになったら来るのだろうか。
【関連リンク】
・Microsoft、1万人削減を発表 テックの人員整理続く(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN183KM0Y3A110C2000000/
TEXT:PreBell編集部
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