米国の大手銀行らによるデジタルウォレット、提供開始は今年中か。
セキュリティ通信

2023.01.31 米国の大手銀行らによるデジタルウォレット、提供開始は今年中か。

The Wall Street Journalは、1月23日(米国時間)、米国の大手銀行らが新たなデジタルウォレットの提供に向けて協力していると報道した。

協力しているのは、JPMorgan ChaseやWells Fargo、Bank of Americaなど。

開発を担当するのは送金サービス「Zelle」を提供しているEWSだといい、新ウォレットの名前は決められていないことから気になる人も少なくないだろう。

今年中に提供する予定であるとしており、新ウォレットの情報については1月24日に発表があるようだ。

既存のウォレットサービスは脅威?

米国の大手銀行にとって、Appleやペイパル・ホールディングスなどが提供するウォレットサービスは脅威なのだという。

利用者が多いのも理由の一つだが、そのなかでもAppleは「Apple Card」や「Apple Cash」を展開するなど金融サービスへの参入を果たしていることも大きな理由となっているようだ。

EWSが展開する予定のウォレットは、詐欺への対策も視野に入れており、EWSのウォレットユーザーは、カードの番号を入力をしなくて良いことから被害に遭う可能性を下げることができるとしている。

それらの既存のサービスと競合するサービスとして広く普及するのか、サービスの提供開始が楽しみだ。

【関連リンク】

・米銀、デジタルウォレットで提携 「アップルペイ」に対抗(The Wall Street Journal)
https://jp.wsj.com/articles/banks-plan-payment-wallet-to-compete-with-paypal-apple-pay-11674478945

・米大手銀行がデジタルウォレットで提携--「Apple Pay」に競合出現か(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35198983/

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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