2023.02.11 ソフトバンク・KDDIが緊急時のためのデュアルSIMサービスを提供開始。
ソフトバンク株式会社とKDDI株式会社は、2月2日、通信障害や災害などが起きてスマホでの通信ができなくなった場合にソフトバンクもしくはauの予備回線に切り替えて通信を可能にするデュアルSIMサービスを提供することを明らかにした。
提供開始は2023年3月下旬以降だといい、明確な料金設定や申し込みについてなど、詳細は改めて発表するとしている。
最近では、家に固定電話を置かない家庭が増えていたり、公衆電話の使い方を知らない若者がふえてきていたりと、スマホに頼りきった生活を送っている。
そんな中、通信障害や災害が起きた代替手段がないと考えた2社の新サービスは心強いものとなるだろう。
他の会社とはどの段階にあるのか。
今回の2社の試みは、KDDIからソフトバンクに声をかけたことがきっかけだという。
ソフトバンクとの交渉はスムーズに進んだ一方で、ドコモとは声をかけたものの話しはあまり進んでいないとしている。
また、楽天モバイルに関しては、サービスの整備が十分なものになっていないとの理由から、今回の件について声もかけていない段階のようだ。
複数のキャリア間で、予備の回線が使えるようになる日も遠くはないのかもしれない。
【関連リンク】
・ソフトバンクとKDDI、通信障害・災害時の備えとして他社網を利用可能な通信サービスを提供(ソフトバンク)
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2023/20230202_01/
・KDDI髙橋社長、ソフトバンクとのデュアルSIM予備回線は「数百円レベルで」(ケータイ Watch)
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1475468.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
