2023.02.15 Googleが会話型AIサービスを発表。翌日にはMicrosoftもイベントを開催。
米Googleは、現地時間の2月6日、会話型AIサービス「Bard」の発表を行った。
同サービスは、同社が開発を進めていた「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)」を搭載しているという。
同社のCEOであるサンダー・ピチャイ氏の公表した情報によれば、6日から試用として一部への公開がスタートし、その後に一般公開をする予定だという。
新たなサービスに注目が集まる一方で、公開したデモに誤った回答があると天文学者や科学者らによる指摘を受けたことが話題になっている。
Googleに対抗か。
Googleの発表があった翌日の7日、MicrosoftはAIを搭載した新しい検索エンジン「Bing」とブラウザ「Edge」の発表をおこなった。
Googleの発表があった直後に発表イベントの開催を公表したことから対抗の意図があったのではないかと報じられている。
同社の発表によれば、「Bing」は、ChatGPTよりも強力なものとなっており、ユーザーが知りたい情報について検索した場合、AI技術が組み込まれた従来よりも優れた検索結果が、これまで通りのような形式で画面の左側に表示され、右側にはWebサイトから取得した提案などが表示される。
また、引用元のWebサイトを提示してくれるため、情報元を確認しやすいのだという。
【関連リンク】
・Google、会話型AIサービス「Bard」を発表 ~近々正式リリースへ(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1476541.html
・マイクロソフト、ChatGPTよりも強力なAIを搭載した新検索エンジン「Bing」を発表(ASCII.jp)
https://ascii.jp/elem/000/004/123/4123926/
・GoogleのChatGPT競合「Bard」のデモ回答に誤り──天文学者らが指摘(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/09/news077.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
