2023.02.20 ディズニーが人員削減を発表、来年までに約55億ドル削減を目標に。
The Walt Disney Companyは、2月8日(米国時間)、全従業員の約3%にあたる7000人の解雇を実施すると発表した。
今回の人員削減は、コストカットという目的のもと行われたもので、2024年までに約55億ドルの削減を実現させることを目指しているようだ。
内訳として、作品投資の面で30億ドルを削減し、それ以外の面で25億ドルの削減をする予定だとしている。
同社のCEOであるボブ・アイガーは、「世界中で見てもらえる作品と各地域向けの作品のバランスを見直す」との意向を示しており、日本のコンテンツへの影響が懸念されている。
ディズニーの収益状況について
同社は、2月8日、「Disney+」の利用者数が減少したことを公表している。
「+」は同社の提供している定額制動画配信サービスで、昨年末の時点の会員数はおよそ1億6000万人いたという。
この数は9月と比較して240万人ほど減少しているものの、理由は分かっており、一部地域に限られたものだったようだ。
「Disney+」では収益減少がみられたが、10〜12月期決算によれば「テーマパーク・物販部門」における収益は21%増加をみせたという。
【関連リンク】
・米ディズニー、7000人を削減 動画配信赤字続く(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN090110Z00C23A2000000/
・ディズニー、7000人の人員削減へ(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35199858/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
