2023.02.25 楽天グループ、決算を発表。最終損益は過去最大の赤字。
楽天グループは、2月14日、2022年12月期決算を発表した。
同社の発表によれば、最終損益が、前年の1338億2800万円の赤字を大きく上回り、過去最大となる3728億8400万円の赤字であったという。
最大の赤字を叩き出した要因の一つとして、モバイル事業が考えられている。
具体的には、基地局を整備するための投資や、新プランへの移行に伴って一時的に利用者が大きく減少したことなどがあるようだ。
最終損益では過去最大の赤字を記録することとなったが、売上収益は前期と比較して約15%の増加しており、1兆9278億7800万円と過去最高の数字となっている。
オンライン契約に力を注ぐ意向を示す。
楽天は、2月15日、楽天モバイルのオンライン契約において、即時開通が可能になる発表を近日する予定だと明らかにした。
これまでは、開通までに最低でも30分ほどの時間を要していたが、それが即時開通になるのは大きな変化だと感じる人も多くいるのではないだろうか。
三木谷会長によれば、現在の契約のうち半分以上はオンラインでの契約になっているといい、今後はオンラインによる契約に力を注いで行くようだ。
この決断は、2023年の決算へ良い効果が出せるのか注目が集まる。
【関連リンク】
・楽天グループの2022年12月期決算で売上収益は前期比14.6%増の1兆9278億円と過去最高に(Web担トップ)
https://webtan.impress.co.jp/n/2023/02/16/44320
・楽天モバイル、オンライン契約で即時開通実現へ(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/15/news084.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
