2023.03.05 Apple、Apple Watchを心臓疾患に関する研究に提供。
Appleは、「Apple Watch」を利用して、心臓疾患についての研究を支援するプログラム「Investigator Support Program」を開始した。
Apple Watch Series 4以降の機器では、心電図アプリが含まれており、心拍の記録ができるだけでなく、ヘルスケアアプリ内で心電図の波形を保存することができる。
このような機能を活用することで、Apple Watchと研究者らとの間で心電図を共有し、より深い障害の理解へと繋がるのだとしている。
また、高齢者の不整脈を早期発見し、脳卒中や心不全の可能性を低くするという研究や、環境災害や気候変動に関する研究にも活かされるという。
Apple Watchの実力。
Apple Watchのヘルスケアアプリによって、病気の発見につながった例は複数存在するようだ。
Apple Watchから心臓のリズムに異常があるとの通知を受けて受診してみると不整脈をおこしていたという例や、心拍数が高いと通知を出したことによって12歳の少女をガンから救ったという例もある。
また、短時間に何度も「心拍数が高い」と通知がされ、病院に行ってみたところ、消化管出血だとわかり、すぐに適切な処置を受けることができたという例もある。
Apple Watchを医療研究へ提供することによって、より多くの人を救う結果となることが望まれる。
【関連リンク】
・アップル、心臓疾患の研究支援で「Apple Watch」提供へ(ケータイ Watch)
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1480686.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
