NFTや仮想通貨の盗難防止として活用できるブラウザ拡張機能「KEKKAI」、5000万円の資金調達を完了。
セキュリティ通信

2023.03.06 NFTや仮想通貨の盗難防止として活用できるブラウザ拡張機能「KEKKAI」、5000万円の資金調達を完了。

「KEKKAI」を運営している株式会社KEKKAIは、2月22日、Skyland Venturesよりプレシードにて5000万円の資金調達を完了したことを発表した。

KEKKAIは、NFTや仮想通貨の盗難防止として活用することができるブラウザ拡張機能となっていて、しようとしているブロックチェーン上での取引が危険である可能性を察知した場合に警告してくれる機能をはじめとして様々な機能を利用することができる。

同社は今後、モバイルアプリ版「KEKKAI」やセキュリティダッシュボードの開発に力を入れていくとの意向を示している。

また、KEKKAIの詐欺検出機能をAPIとして提供することを視野にいれているとしており、業界全体のセキュリティ性向上へとつなげていきたいようだ。

NFTに多い詐欺の種類は?

KEKKAIによれば、NFTで起きる詐欺で最も多いのはフィッシング詐欺なのだという。

ユーザーを巧妙につくられた詐欺サイトへと誘導し、指定の箇所をクリックさせて資産を盗るという手口がよくあるようだ。

被害に遭ってしまう人の大半は、詐欺だということに気付かないまま取引をしているといい、「KEKKAI」では、取引内容を明確にすることでユーザーが安心して取引を行えるようサポートしてくれる。

発表時点では、ブラウザの拡張機能として無料でダウンロード可能なため、必要だと感じる人は利用してみてはいかがだろうか。

【関連リンク】

・NFT詐欺防止ツールを運営するWeb3セキュリティ会社KEKKAIが5000万円の資金調達を完了(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000115914.html

・KEKKAIの始め方から、使い方、機能などを解説(note)
https://note.com/kekkai/n/n2d114dfbd018

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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