【脱ゴルフ初級者】パター練習はiPhoneと一緒にスイングするだけ。「iPING」でパッティングを数値化してみた
脱・ゴルフ初級者! ということで、パターの練習をしているけれど、実践ではなかなかうまくいかない…。ゴルフをはじめる前は一番簡単なように思えたのに…。そんなあなたにオススメしたいのが、アプリを使ったゴルフ練習法。レッスンプロに頼むという方法もありますが、時間もお金も無い時にはアプリで練習するという手もあるのです。「iPING」ならパターに装着するための専用ケースを購入し、スマホアプリを使うだけでパッティングが上達します。もちろん自宅での使用も可能です!
闇雲に打ってもパターは入らない
最後の1打のはずが、どうしても打数が積み重なってしまう…。そんな経験はありませんか? パターはホールの最後にほぼ必ず使用するクラブ。避けては通れないパッティングだからこそ、上達してスコアアップを目指しましょう。
なぜ入らないのかを知る必要がある
では、どうすればパッティングは上達するのでしょうか? それは自分のスイングの客観視。そして自分のスイングの癖にあったクラブ選びです。今回紹介するのは、スイングの客観視と反復練習、そしてスイングの癖から最適なクラブ選びを助けてくれるアイテム。その名は「iPING」です。
パターにスマホを装着するだけでパッティングのデータがとれる
iPINGは、最適なパターのフィッティングとパッティングの上達を目的として開発されたアプリ。使用する際には、iPhoneをクラブに装着するために専用器具(クレードル)を使います。
アプリを起動したiPhoneをクラブに装着して、測定モードで5球パッティングするだけで「フェースの開閉角度」「インパクト時のフェース角度」「テンポ」「ライ角」「シャフトの傾き」の5項目を元にして「パターハンディキャップ(PHcp)*」を算出してくれます。
- 測定モードで5球のパッティングを2セット以上行うことで算出される「iPING」独自の数値。安定したパッティングを行うために、再現性の高いスイングができているのかを表している。
「iPhoneを装着するとスイングの感覚も変わってしまうのでは?」と心配しましたが、実際に着けてみると特に違和感はありませんでした。アプリの対応OSはiOS 10.0 以降の、iPhone、iPad、および iPod touch です。
練習モード:ログをみることでパッティングの弱点克服がしやすくなる
こちらが一番利用することになるであろう「練習モード」の画面です。
5回パッティングすることで、フェースの開閉角度や、インパクト時のフェースの角度、スイングのテンポにライ角、シャフトの傾きまですぐに計測されます。安定性が低い項目を重点的に練習し、不得意分野を克服することが上達への近道。
それぞれの計測項目は、ログとして保存もされています。先週練習した時はどんな数値だったかなど、過去の自分を振り返ることで、自身の成長を実感することができるので、モチベーションを保つのにも一役買ってくれます。
パッティングは、地形や芝目などを読む能力も必要になってきますが、自身のスイングを安定させ再現性を高くすることも非常に重要です。一朝一夕で身につくことではありませんが、繰り返し練習をして数値化することで上達への手助けとしてください。
「測定モード」:5打すればパッティングのクセがわかる
こちらが「測定モード」の画面。まずはアプリの指示に従って、約3メートルのパットを5回打ってみましょう。
今回はゴルフシミュレーターを使用していますが、自宅や庭先でも、もちろん問題なく測定可能です。
5回打つと測定完了。
フェースの開閉角度やテンポなどの詳細データ*が計測されていることが分かります。数値だけでなくグラフィカルに表示。フェースの開閉角度がわかれば自身のストロークタイプがわかるので、それにあったクラブを選ぶとよいでしょう。テンポの項目をみれば、自身にあったパターのヘッドの重さは軽い物か重い物なのかがわかります。全ての項目で、あなたにあったパターがどういったものなのかを教えてくれるのが「測定モード」です。
- *測定モードで計測されるデータ
フェースの開閉角度 | スイングの軌道を解析しストロークタイプを判別。ストレート、セミアーク、アークのどのタイプなのかを表示 |
インパクト時のフェース角度 | フェースの角度と、クローズ、構えからスクエア、オープンの3タイプに判別 |
テンポ | バックスイング、ダウンスイング、それぞれの時間を計測。速度にあわせてパターヘッドの重さを選ぶ目安にする |
ライ角 | ライ角がフラットなのか、アップライトなのかを判別 |
シャフトの傾き | インパクト時にシャフトが手前、奥、に傾いているかを計測。 |
画面を下にスクロールし、「iPING FIT」ボタンを押すことで、ストロークタイプ、ライ角、ロフトからクラブ選びへのアドバイスをしてくれます。最初にパターを購入するとき、そろそろ新しいパターを購入したいときなどに役立ちそうです。
Apple Watchと連携すれば運動量やスコアも管理できる
この「iPING」はApple Watchとも連携します。「ゴルフワークアウト」は、Apple純正アプリ「ヘルスケア」と連動。ゴルフ練習場やコースにおける活動記録、心拍数、歩数、消費カロリーなどの情報を記録できるので、さらに詳細なデータ管理を行いたい方にオススメです。
課題を見つけて練習を繰り返し、最短ルートで上達を
自分のスイングの癖を、データを使って分析、客観視することで課題点が浮き彫りになる「iPING」。練習して改善すべきポイントがすぐに分かるので、効率的に上達する近道になると感じました。
クレードルでiPhoneとクラブを固定するだけの手軽さも魅力。安定したパターでスコアアップを考えているなら、導入して損はないと言えるでしょう。スコアアップのためにもぜひ利用してみてください。
Photo By Thinkstock / Getty Images
TEXT:坂上春希
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