インターネット接続で利用する「ホームゲートウェイ」とはどんな機器?
インターネット接続で必要な機器の中に「ホームゲートウェイ」があります。ホームゲートウェイは、一見するとルーターと同じような機器にもみえますが、実際にはどのような機能があるのでしょうか。
また、この記事ではホームゲートウェイとの関連性が高い「ひかり電話」についても説明します。
POINT
- ホームゲートウェイはルーターの機能に加えて他の機能が一体化した機器
- ONUの機能がセットになったものや、ひかり電話が利用できるホームゲートウェイも
- ひかり電話の通話は高音質、固定電話への電話料金は全国一律
ホームゲートウェイには、以下の2つの意味合いがあります。
(1)インターネットを利用するために必要となる接続機器全般
(2)ルーターの機能に加えて他の機能が追加されている機器
(1)に当てはまる主なものとしては以下があります。
・ONU(光回線終端装置)
・モデム
・有線LANルーター
・Wi-Fiルーター
また、(2)については、ルーターの機能に加えて以下の機能がセットとなっているものがあります。
・ルーターの機能とONUの機能が一体化
・ルーターの機能とひかり電話の機能が一体化
ホームゲートウェイは、広くとらえると(1)の意味合いを持ちますが、インターネットに接続する機器という観点からみた場合、(2)としての意味合いを持つことが多いです。
この記事では、ホームゲートウェイを(2)の意味合いである「ルーターの機能に加えて他の機能が追加されている機器」としてみていきます。
ホームゲートウェイとルーターの違いとは、ホームゲートウェイはルーターの機能に加え、他の機能も追加されているのに対し、ルーターとは、あくまでもルーターの機能のみが利用できる点です。
ルーターとは、複数のパソコンやスマートフォンなどでインターネットを利用できるようにするための機器です。もし、インターネット接続でルーターを使わない場合、インターネットができるのは1台の機器だけに限られてしまいます。
現在では、家庭内で複数のパソコン、あるいはスマートフォン、タブレットを使用することが一般的となっています。そのため、インターネットを利用するうえではルーターは必要不可欠といえます。
また、インターネットを利用するためには、ルーターのほかにONU(光回線終端装置)も必要となります。ONUとは、インターネットの光信号をデジタル信号に変換する機器のことです。
パソコンやスマートフォンなどでインターネットを利用するためには、デジタル信号を受信する必要があります。そのために、ONUを介して光信号をデジタル信号に変換するのです。
しかし、ルーターとONUの両方をそろえるとなると、スペースを必要とするうえに接続に手間がかかってしまいます。
その点、ルーターとONUの機器が一体化したホームゲートウェイなら、スペースをさほど必要としないうえに、機器同士の接続作業が容易に行えます。
ホームゲートウェイはレンタルでの利用となります。ひかり電話を利用する場合、ホームゲートウェイの月額利用料金は以下の通りとなります(価格はいずれも税込)。
NTT東日本エリア
So-net 光 プラス(戸建・マンション 1Gタイプ)
・1G対応無線LANルーター:330円 ※
NTT西日本エリア
So-net 光 プラス(戸建・マンション)
・無線LANカードを利用しない場合:無料
・無線LANカードを利用する場合:110円
・無線LANカードを追加する場合:2枚目以降1枚ごとに110円
※回線品目変更により、別途費用が発生する場合がございます。
また、ホームゲートウェイを設置すると「ひかり電話」が利用できる場合があります。
ひかり電話とは、光回線を利用している電話サービスのことです。ひかり電話の特長について説明します。
ひかり電話の通話品質は安定的なものとなっています。その理由は、ひかり電話は光回線を利用しているためです。
光回線は通信が高速で行われているため、電話の音声は問題なく聞き取ることができます。また、ひかり電話同士の通話なら「高音質電話」の機能により、通話品質はさらに向上します。
ひかり電話は一般の加入電話と比べると、固定電話への通話料金がお得となっています。
ひかり電話から固定電話への通話料は、全国一律で3分8円(税抜)です。
また、固定電話から固定電話にかける場合の通話料は電話の相手先の距離によって異なりますが、最も安い料金は3分8.5円(税抜)となります。
固定電話から固定電話にかける場合、電話の相手先までの距離が遠くなるほど電話料金が高くなる仕組みとなっています。そのため、固定電話に電話をかけることが多い場合は、ひかり電話を利用するとお得です。
なお、携帯電話やIP電話にかける場合は、ひかり電話と固定電話のいずれであっても電話料金は同じとなります。
ひかり電話なら基本料金がお得!
ひかり電話は、固定電話への料金が安いだけでなく、基本料金も抑えられます。
一般の加入電話の場合、月額の基本料金は1450~1700円(税抜)となりますが、ひかり電話なら月額の基本料金は500円程度で済みます。
ひかり電話からは、警察(110番)、消防(119番)のほか、天気予報(177)、時報(117)、番号案内(104)にもかけられます。
ひかり電話と同様のサービスとして「IP電話」がありますが、IP電話からは警察や消防などに通話することができません。
緊急の事態が発生した場合に通報できる点は、ひかり電話ならではのメリットといえます。
ひかり電話を利用する場合に注意したい点は、停電しているときにひかり電話が利用できない点です。
ひかり電話はホームゲートウェイを通じて利用する形となっています。停電するとホームゲートウェイが止まってしまうため、ひかり電話での通話ができなくなってしまいます。
ひかり電話を利用する場合、光回線のインターネットを利用することが前提となります。そのため、ひかり電話のサービスのみを申し込むことはできません。
ひかり電話を利用したい場合、すでに光回線のインターネットが開通していれば、プロバイダーに申し込むとひかり電話のサービスを利用できます。
また、光回線のインターネットを利用していない場合は、インターネットの申し込みを行い、それと合わせてひかり電話の申し込みも行います。
ひかり電話を利用するなら「So-net」がおすすめです。
So-net 光 電話なら、基本料金は月々550円(税込)なので、一般の加入電話よりもお得に利用できます。
So-net 光 電話のサービスを利用すると、ひかり電話同士なら高音質で電話ができるほか、パソコンやスマートフォンなどを利用したテレビ電話もできます。
さらに「データコネクト」のサービスによって、電話をしながら画像やファイル共有などのデータ通信も可能となります。
また、So-net 光 電話では、さまざまなサービスがセットでお得に利用できる「セットプラン」もあります。
セットプランで利用できるサービスは以下の通りです。
・発信者番号表示サービス
・ナンバーリクエスト
・通話中着信サービス
・着信転送サービス
・着信拒否サービス
・着信お知らせメール
そのほか、セットプランには最大で3時間分に相当する528円分の無料通話が含まれています。
お得なひかり電話のサービスを利用して、月々の電話代を節約しましょう。
ホームゲートウェイとは、広い意味ではインターネットを利用するための接続機器の総称となりますが、一般的にはルーターの機能に加えてONU、あるいはひかり電話の機能がセットになっている機器となります。
ホームゲートウェイを利用するメリットは、インターネットを始めるために必要な機器が最小限で済むこと、そして、ホームゲートウェイの種類によってはひかり電話のサービスが利用できることです。
ひかり電話は通話音質がクリアで聞き取りやすいだけでなく、基本料金や固定電話への電話料金が抑えられます。また、これまで使用していた電話機や電話番号がそのまま利用できるので、気軽にひかり電話に乗り換えることができます。
So-net 光 電話なら発信者番号表示サービスやナンバーリクエストなど、セットでお得なプランも用意されています。ひかり電話を利用したいと考えているなら、So-netがおすすめです。
PHOTO:Unsplash/PhotoAC/Pexels
TEXT:PreBell編集部
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