ONUのイメージ写真
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2022.12.27 UNIってなに? UNIランプが点滅する理由も解説

インターネット回線を利用する際に使うONUやモデム、ルーターなどの接続機器。 接続機器には、正常に動作しているかを示してくれるランプが存在します。それぞれ緑やオレンジ色に点灯していれば正常ですが、UNIと呼ばれる部分だけ点滅する場合があります。

他は点灯しているのにも関わらず、UNIだけ点滅していると、接続機器が正常なのか不安になって検索する人もいるのではないでしょうか。そこでこちらの記事ではUNIとUNIランプ点滅の意味を解説いたします。

POINT

  • UNIは通信事業者の設備と利用者が持つ設備の接続点
  • UNIランプは通信事業者の設備と接続できているかを示している
  • UNIランプの点滅は正常な動作
ONUやルーターが混在している画像

UNIとは何なのか

ONUのイメージ画像

UNI(ユニ)とは、ユーザ・網インタフェース(User-Network Interface)の頭文字を取った用語であり、上記の写真の通り「認証」「光回線」「電源」と並び光終端装置ONUに付いているランプの一つです。
NTTやKDDIなどの通信事業者の設備と、通信サービス利用者が持つ接続機器(レンタルまたは購入した無線LANルーターやデバイスなど)との接続点としての役割を持ち、UNIランプでそれらの接続状態を確認することができます。

ONUとモデム、ルーターの違い

上記の説明を聞いて、「そもそもONUとは?ルーターと何が違うの?」と疑問を抱く方もいたのではないでしょうか? 確かに、ONUやモデム、ルーターはインターネットをつなげる際にそれぞれ同じ用途で使われる&形状も似ている接続機器のため見分けるのが難しいかもしれません。

しかし、それぞれの特徴や役割を知っておくことで今後同じようなトラブルや疑問に遭遇した時に、よりスムーズに解決の糸口を見つけることができるのでぜひ以下も理解しておくと良いでしょう。

ONU

ONUは光回線を利用する際に使われる接続機器です。

光ファイバーから送られる光信号をデジタル信号に変換するのが役割で、一度ONUを通さなければ端末はインターネットにつなげられません。下記でも説明しますが、ONUはモデムとは異なる用途でありながら、「デジタル信号」に変更するという点で同じ役割を果たすことから、現在でもONUをモデムと呼ぶ場合があります。

以前、デジタル信号への変換装置といえばADSLやCATVなどの電話回線を利用したアナログ信号をデジタル信号に変換する「モデム」がオーソドックスだったため、その時代の名残と言われています。

なおONUは、プロバイダから無料でレンタルできることがほとんどです。

モデム

一方モデムはADSLやCATVを利用する際に使われる接続機器です。

電話回線などのアナログ信号をデジタル信号に変換するのが役割で、ADSLやCATVでインターネットを利用する場合はこの端末を通さなければなりません。

・ADSLとは…

ADSLは光回線以前に使われていたインターネット通信技術です。

電話回線を使ってインターネットにつないでおり、インターネットに接続する場所が基地局から遠方になるほど通信スピードに影響が出ます。

・CATVとは…

CATVは大型アンテナを経由した有線放送のテレビを指しています。

インターネット通信にも利用できますが、光回線に比べて速い通信速度は出ません。

ルーター

ONUやモデムがデジタル信号に変換する接続機器であるのに対し、ルーターは複数の端末をインターネットに接続するために用いる機器です。

ONUやモデムでも有線でパソコンなどとつなげられますが、接続口が足りない場合も考えられます。そこで複数の端末を一度にインターネットの利用をできるようにするのがルーターです。その場合、ONUとルーターをLANケーブルで接続し、ルーターからスマートフォンやパソコンなどをつなぎます。

コンセントが足りない時に使う電源タップ同様の役割を持つと考えると分かりやすいでしょう。ちなみにルーターの中にはONU一体型のホームゲートウェイと呼ばれる接続機器もあります。

ホームゲートウェイを使っている場合は、通信速度や接続できる台数に不満がなければルーターは必要ないでしょう。

▼インターネット環境を整える上で必要不可欠な「ONU」「モデム」「ルーター」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事でも紹介しています!

UNIランプは何を表しているのか

ONUのイメージ画像

UNIランプは通信事業者の設備と正常に接続できているかを確認する部分です。点灯はもちろん、点滅も正常な動作を示しています。ちなみに点滅は通信事業者の設備と通信中であることを示しています。

UNIランプが光らない場合は、接続機器と通信事業者の設備は接続できていません。インターネット通信している端末や接続機器間の接続に異常が発生している可能性があります。

UNIランプの状態 意味
点灯 正常動作
点滅 正常動作(通信事業者の設備と通信中)
消灯、光らない 非接続

接続異常が見受けられる場合、まずは電源やLANケーブルなどが接続されているかを確認。接続されている場合は差し直しも試してみましょう。

それでも光らないままであれば再起動を試し、解決しなければ新しいLANケーブルに取り替えてみます。取り替えても解消しなければ、つなぐ端末や接続機器に問題があると考えて良いでしょう。

全点灯してもつながらない場合

インターネット回線に関連するさまざまなケーブル

接続機器のランプが点いている状態で通信する端末がインターネットにつながらない場合、端末や接続機器に問題がある可能性もあります。

まずはスマートフォンやパソコンなど接続する端末の再起動。解消されなければONUと接続しているルーターなどの接続機器を再起動してみましょう。

それでも解消しない場合、通信端末と接続機器をLANケーブルで有線接続してみます。問題が解消された場合は接続機器の故障(無線接続機能の故障)と考えても良いでしょう。この場合、応急処置として一時的にでも有線LANで接続することになるかと思いますが、セキュリティ面の向上と安定した通信を得られる反面、利用の際には注意点もあるため下記の記事を参考にしてみてください。

まとめ:UNIランプ点滅は正常

ONUやルーターなど回線接続機器のイメージ画像

今回はUNIとUNIランプ点滅の意味を解説いたしました。

他が点灯しているのに1つのランプだけ点滅するのは、何も知らない人からすると不安で堪らないでしょう。しかし、UNIランプの点滅は正常な動作なので安心して問題ないケースが多いです。

全てのランプが点灯している中で通信速度に影響が出た場合は、通信端末やONUとルーターをつなぐLANケーブルを疑ってみましょう。原因になり得る可能性を1つずつ潰し、的確に問題を対処していきましょう。

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PHOTO:PhotoAC
TEXT:PreBell編集部

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