iPhoneで通話録音する3つの方法!アプリの紹介や注意点も解説
通話しながらメモを取る作業は、聞き逃しや誤解などにつながる恐れがあります。
そこでiPhoneの「通話録音」を利用すれば、後でゆっくりと内容を確認できるためおすすめです。
しかし、iPhoneで通話録音する方法はいくつかあり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
本記事では、iPhoneで通話録音する3つの方法、iPhone以外での通話録音方法、注意点などについて解説します。
通話内容を記録したいとお考えの方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
目次
iPhoneの標準機能には通話録音が含まれていません。
これは、通話録音がプライバシー侵害の可能性があるためで、Appleの本社があるアメリカの一部の州を含む多くの地域や国では法律で禁止されているためです。
日本では通話録音は違法ではありませんが、無断での録音はマナー違反とされているため合意の元で行いましょう。
iPhoneで通話録音する方法は、以下の3つです。
自分に最適な方法を見つけて、通話録音を試してみてください。
1つ目の方法として、標準の「ボイスメモ」アプリを使用する方法があります。
しかし、この方法では通話相手の声は録音されず、自分の声しか記録されません。
なおボイスメモが見つからない場合は、「設定」から[コントロールセンター]をタップすることで、いつでも追加できます。
2つ目は、画面収録機能です。
これを活用することで、LINE通話などのインターネット回線を使用した通話の録音が可能です。
ただし、iPhone標準の通話やiOS11以前のバージョンでは録音できない可能性があるため注意が必要です。
最後は、通話録音アプリです。
Apple Storeからインストール可能な通話録音アプリは、無料または有料で高機能なものが多数存在します。
これらのアプリを使用すると、iPhoneの標準通話で自分の声と相手の声を同時に録音することが可能です。
Switch-通話録音アプリ
クリアな音声で録音が可能で、チャットで文字起こしされた通話内容を直ちに確認できます。
文字起こしの吹き出しをクリックすることで、重要な部分だけを再度確認することも可能です。
PCM録音
このアプリは豊富な再生機能を提供しています。
特に、他のアプリにはないイコライザーや再生スピードの変更機能がおすすめです。
イコライザーを使用すると、低音、中音、高音のバランスを調整し、「音質」を変更できます。
聞き取りにくい箇所は、再生スピードを遅くしてしっかりと聞き直すことが可能です。
上記3つの方法がいま一つという方は、外部機器を用いた通話録音方法がおすすめです。
スピーカーフォンにしてボイスレコーダーで録音するのであれば、iPhoneの標準機能に依存せずに済みます。
通話相手の声を効果的に録音するために、通話録音に特化したボイスレコーダーや、音質を維持できるものを選ぶと良いでしょう。
ボイスレコーダーを使う方法は、iOSのバージョンに関わらず通話録音が可能なため最も確実な方法と言えます。
録音する際は、以下の3つに注意しましょう。
日本では無断での通話録音は基本的に違法ではないとされていますが、勝手に通話を録音されると誰でも不快に感じるのは当然です。
そのため、録音する前には相手から許可を得ることが望ましいと言えます。
録音した内容を他人に無断で聞かせることは問題とされます。
なぜなら、通話相手は情報を直接聞いている人だけに伝えることを意図しており、その内容が他の人に知られることは想定していないからです。
これは相手への不適切な行為となり、場合によっては法に違反する可能性があります。
録音した内容を他人に教えることは避けましょう。
au、ドコモ、ソフトバンク、楽天など大手キャリアから通話録音サービスが提供されていますが、これらは法人向けで、個人のiPhone通話を録音する機能はありません。
キャリア通話録音サービスを契約しようと考えている方は注意が必要です。
最後に、通話録音が必要な場面を紹介します。
通話録音機能の活用は、依頼内容の取りこぼしや発注ミスを減らします。
伝え漏れ、担当者の不在といった原因で先方と社内の認識違いを起こすリスクも抑えられます。
また、お互いの声が録音されることで、「言った」や「言わない」という争いを防ぎ、訴訟リスクの軽減も可能です。
例えば、理不尽な理由でクレームを言われたり、お客様や取引先との問題が起こったときには、通話内容を証拠として提出できます。
これらの利点から、通話録音機能を活用する企業が増えています。
家族や友人との約束、予約したお店、役所からのお知らせなど通話内容を記録しておくことで、後から録音を聞き直すことが可能になります。
これにより、日常生活での重要な情報を正確に把握することができます。
シニア世代にとって詐欺電話は近年問題となっています。
ボイスレコーダーを使うと、警察に報告する際や家族に相談する際に有用です。
警告メッセージ機能がついたボイスレコーダーであれば、「この電話は詐欺等の犯罪被害防止のため、会話内容が自動的に録音されます。」と発信者側にアナウンスする機能もあります。
詐欺犯だった場合には抑止効果が生まれるためおすすめです。
本記事では、iPhoneで通話録音する3つの方法や、その注意点について解説しました。
まず、iPhoneの標準アプリであるボイスメモでは、自分の声しか録音できません。
次に、画面収録はLINE通話でのみ利用可能で、iPhone標準の通話では使うことができません。
iPhoneで両方の声を録音するためには、通話録音アプリをインストールして利用する方法が基本です。
ただし、アプリについてはiOSのバージョンによっては利用できなくなることもあります。
そのため、最も確実な方法はボイスレコーダーの使用と言えます。
通話録音の頻度が高い方は、ぜひ外部機器を検討してみてはいかがでしょうか。
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
この記事を気にいったらいいね!しよう
PreBellの最新の話題をお届けします。