学生に人気のスタディプラス(Studyplus)とは?できることや、注意点を解説 ネットの疑問・お悩み

学生に人気のスタディプラス(Studyplus)とは?できることや、注意点を解説

時間に追われる日々の中、勉強をもっと楽しく、継続的にしたいと悩む学生は多いはずです。

近年、学習管理アプリの利用が急速に広がっており、その代表格が学習記録SNSアプリ「スタディプラス(Studyplus)」です。

本記事では、スタディプラスでできることや、注意点についてくわしく解説します。

スタディプラス(Studyplus)とは

スタディプラス(Studyplus)とは
出典:Studyplus

スタディプラス(Studyplus)は、主に学生向けに設計された、学習管理用のSNSアプリケーションです。

2012年3月28日のリリース以来、これまで多くのユーザーに利用されています。

スタディプラスの最大の特徴は、学習時間や内容を記録・可視化することで、自己の学習状況を把握し、モチベーションを維持する手助けをする点です。

中高生におすすめの学習アプリ

2023年6月の発表によると、スタディプラスの会員数は800万人を突破し、とくに中高生から高い支持を得ています。

スタディプラス独自の調査によれば、2021年度から2023年度にかけて大学受験生の利用率は51.4%から61.6%へと着実に増加。この結果から、多くの高校生が日常的に活用していることが分かります。

スタディプラス独自の調査
出典:学習管理アプリ「Studyplus」、2023年度の大学受験生による利用率が60%以上に上昇

さらに、アプリ内で同じ目標を持つ仲間と繋がる機能により、利用者の多くが「勉強のモチベーションが向上した」と回答しています。

利用者の多くが「勉強のモチベーションが向上した」と回答している
出典:学習管理アプリ「Studyplus」、累計会員数800万人を突破 ~口コミで成長・コロナ禍で学生の “スマ勉” アイテムとして定着、約8割のユーザーが勉強記録の可視化によって学習継続の効果を実感~

無料で利用できる

スタディプラスは基本的に無料で利用できます。

有料版では広告非表示やタイムラインカスタマイズなどの追加機能があります。

【無料版と有料版の比較表】

機能無料版有料版(ベーシックプラン)有料版(プレミアムプラン)
学習記録・グラフ化基本的な記録機能と進捗のグラフ化が可能詳細な分析やカスタマイズが可能ベーシックプランと同じ機能
広告表示アプリ内に広告が表示される広告非表示広告非表示
タイムライン機能友だちの記録を確認可能タイムラインのカスタマイズ機能追加ベーシックプランと同じ機能
イベントカウントダウン制限あり(登録数が少ない)最大30個まで登録可能ベーシックプランと同じ機能
スタディプラスブック利用不可利用不可200冊以上の電子参考書が読み放題
料金無料月600円/年4,800円月980円/年7,900円
無料トライアル-なし7日間

中学生や基礎的な学習管理を目的とする利用者には無料版でも十分対応可能です。

広告非表示や学習資源の追加を求める場合は、有料版を検討すると良いでしょう。

スタディプラス(Studyplus)でできること

スタディプラスの利用を検討している方のために、できることをまとめました。

学習記録と分析で自分の進捗を把握

スタディプラスでは、教科ごとに勉強時間や学習内容を記録し、日・週・月単位で進捗をグラフ化して確認することができます。

教材の登録も簡単で、バーコードを使った市販教材の管理に加え、自作教材の保存も可能です。

さらに、全国模試や予備校模試の結果を記録し、レーダーチャートや折れ線グラフで比較することで、自分の強みや課題を明確に把握できます。

SNS・目標設定機能でモチベーションを維持

学習記録を友だちと共有し、互いにいいねやコメントを通じて励まし合うことが可能です。

同じ目標を持つユーザーと繋がり、グループチャットで情報交換をしながら学習を進められます。

また、週間学習時間や志望校・資格目標を設定し、未達成時は目標変更ができない仕組みで、継続的な努力を支援してくれます。

読書記録や趣味、自己研鑽にも活用

受験勉強に限らず、読書記録や趣味の管理としても活用できます。

読書記録では、書籍のバーコードを読み込むことで簡単に登録ができ、積読の管理や感想・メモの記録も可能です。

趣味や自己啓発の活動記録にも対応しており、料理やアートなどの進捗を記録したり、スキルアップの目標を管理することで、学びの幅を広げられます。

スタディプラス(Studyplus)の注意点

スタディプラス(Studyplus)の注意点

スタディプラス(Studyplus)を利用する際には、以下の点に気をつける必要があります。

学習への集中力低下

SNS機能や通知により、他人の学習状況が気になって自分の勉強に集中できなくなる可能性があります。

また、タイムラインのチェックに時間を取られ、学習時間が減るという声も見られます。

利用時間をコントロールし、実際の学習にしっかり時間を充てる工夫が必要です。

記録偏重の危険性

学習時間の記録が目的化すると、勉強の質が低下する恐れがあります。

とくに、記録された時間に注目しすぎると、学習内容や効果を見失うことがあります。

記録を活用しつつ、学びの本質を意識しましょう。

他人との比較によるストレス

他人の学習状況を見て自分と比較することで、劣等感やストレスを感じる場合があります。

SNS機能を利用する際は、他人に左右されず、自分のペースで学習を進めることを心掛けることが大切です。

機能制限とプライバシーへの配慮

無料版では一部機能が制限されており、広告非表示やタイムラインのカスタマイズなどは有料版限定です。

また、他人と学習内容を共有する際には、個人的な情報を公開しすぎないよう注意し、適切な範囲で共有するようにしましょう。

ネガティブな投稿の禁止

他のユーザーに不快感を与える投稿は避け、安全で支え合える環境を維持することが求められます。

投稿前に内容を確認し、他人を傷つける表現を控えることが重要です。

Studyplusの利用ルールについてくわしく知りたい方は、こちらからご覧になれます。

スタディプラス(Studyplus)の利用手順

最後に、スタディプラスの基本的な利用手順を紹介します。

1.アプリ登録後、「記録する」画面で「新しい教材を登録」を選択

アプリ登録後、「記録する」画面で「新しい教材を登録」を選択

2.バーコード読み取り機能を使用して教材を登録(検索機能で教材を探すこともできる)

バーコード読み取り機能を使用して教材を登録

3.カテゴリーを設定し、「本棚に追加」を押して登録完了

カテゴリーを設定し、「本棚に追加」を押して登録完了

4.本棚から記録したい教材を選択

本棚から記録したい教材を選択

5.ストップウォッチ(iOSの場合)または時計アイコン(Androidの場合)で学習時間を計測(手動で時間を入力することも可能)

ストップウォッチ(iOSの場合)または時計アイコン(Androidの場合)で学習時間を計測

6.学習終了後に「完了」をクリックし、学習内容やメモを記入

学習終了後に「完了」をクリックし、学習内容やメモを記入

7.「記録する」ボタンを押して登録完了

「記録する」ボタンを押して登録完了

まとめ

本記事では、スタディプラスの機能や注意点について解説しました。

勉強を楽しく継続する手助けとなる一方で、集中力低下や記録偏重などの課題もあります。

利用の際は機能を上手に活用し、自分のペースで学習を進めることが大切です。

ぜひ、あなたの学習スタイルに合わせて取り入れてみてください。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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