インターネットやSNSは軍事技術として生まれた?起源や歴史を解説!
「インターネットやSNSは軍事技術として生まれたのか?」という問いには、様々な議論があります。
一般的には、インターネットはアメリカ合衆国国防総省が主導した研究プロジェクトであったことから、軍事技術として生まれたとされることが多いです。また、インターネットの発展には軍事技術から得た技術が多く利用されています。
そこで今回はインターネットやSNSは軍事技術として生まれたのかについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。
- インターネット・SNSは軍事技術として生まれていない
- インターネットの今後:AIを導入
- SNSの今後:VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用
目次
インターネットが軍事技術として生まれたというのは間違い、という主張について、以下の通り解説します。
・核戦争が起きても接続可能な通信システムを開発する
・インターネットの普及の歴史
先端技術の研究機関であるARPA (Advanced Research Projects Agency, 高等研究計画局)が、一般公募で色々な研究に資金提供を行う活動の一環として始めたプロジェクトARPANET(Advanced Research Agency Network)が、インターネットの起源でした。
ARPAは アメリカ合衆国国防総省の傘下であり、軍事利用を目的とした先端技術開発に携わっているため、「インターネットが軍事技術として生まれた」という認識が広がったと考えられます。
ARPA(現在のDARPA)が主導したARPANETは、1969年に運用されはじめました。ARPANETは、核戦争が起きた場合でも接続可能な通信システムを開発することを目的としていましたが、その後、民間でも利用されるようになり、インターネットの発展につながっていきました。
日本では1990年代後半から2000年代にかけては、インターネットを介した情報収集や交流が急速に拡大し、検索エンジンやオンラインショップなどが誕生し、ネットワーク上での商品の入手が簡単にできるようになりました。
その後、2000年代後半から2010年代初頭にかけては、SNSや動画共有サイトなど、より多様なコンテンツが登場しました。現在では、スマートフォンやタブレットなどの普及により、いつでもどこでもインターネットに接続できる環境が整い、インターネットを介した情報やサービスの利用がますます一般的になっています。
SNSの起源についてここでは以下の通り解説します。
・SNSの起源
・SNSはいかにして広がったか?
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、ソーシャルメディアの一種である。SNSでは、インターネットを通じて、個人やグループがプロフィールや写真、ビデオなどを共有したり、コミュニケーションを取ったりすることができます。
SNSの起源は、一般的には1997年にリリースされたSix DegreesというSNSだといわれています。Six Degreesは、ユーザーが自分のプロフィールを作成し、他のユーザーとつながることができるサイトでした。このサイトは、友達の友達と新しくつながることができるという現在のSNSに通じるコンセプトを持っていました。
その後Friendster、MySpace、Facebookなどの初期のSNSが登場し始め、急速に普及していきます。
SNSは、2000年代半ばから急速に普及し、人々の日常生活に欠かせないものとなっています。初期のSNSの中でも、Facebookが最も成功した例とされています。
Facebookは、2004年に創業者のマーク・ザッカーバーグ氏によって立ち上げられ、当初はハーバード大生たちのためのコミュニケーションツールとして開発されました。その後、他の大学や高校にも広がり、一般向けに公開されました。
現在、Facebookは世界中にユーザーがおり、SNSの代表格となっています。また、Twitterは2006年にリリースされ、140文字以内の短いメッセージ(ツイート)を投稿することができるプラットフォームとして人気です。SNSの普及により、情報の共有や交流が容易になり、多くの人々がSNSを使って、世界中の人々とつながることができるようになりました。
インターネットの今後について、以下の通り解説します。
・BingがAIを導入
・インターネットはAIに代替される?
Microsoft Bingは、Microsoftが提供する検索エンジンであり、世界中で利用されています。Bingは、検索品質を高めるために、常に新しい技術や手法を探求しており、その一環として、AI技術が導入されました。
BingのAI技術には、自然言語処理や機械学習、深層学習などが含まれています。これらの技術は、Bingが検索クエリを理解し、ユーザーに最適な検索結果を提供するために使用されます。
BingのAI技術は、検索結果の質を向上させるだけでなく、ユーザーの検索体験を向上させました。たとえば、ユーザーが健康関連の情報をチャットで確認した場合、Bingはそのユーザーに適切な健康情報を様々なサイト情報などをまとめて会話形式で答えてくれます。
このようにインターネットはAI技術を採用することで、今後はより人々にとって便利で身近なサービスになっていくと考えられます。
SNS(ソーシャルネットワークサービス)は、現代社会において重要なコミュニケーションツールの一つとして位置付けられています。SNSの今後については、以下のような展望が考えられます。
まず、SNSは今後もますます普及することが予想されます。 現在、SNSを利用する人口は年々増加しており、今後もさらに拡大すると考えられています。企業や団体は、SNSを積極的に活用していくことが求められるでしょう。
また、SNSは今後も新しい機能が追加されることが予想されます。 例えば、現在のSNSではVR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用したコンテンツが登場しており、今後もよりリアルな体験を提供するための技術が進化していくことが期待されます。
SNS上のフェイクニュースやデマの拡散、プライバシー侵害、誹謗中傷などの問題点には注意が必要ですが、SNSは今後もコミュニケーションの手段として不可欠な存在となるでしょう。
「インターネットやSNSは軍事技術として生まれたのか?」というテーマについて、解説しました。インターネットやSNSは軍事技術として生まれたとされる説がありますが、それは誤解であるとされています。
どちらも今後についてはAI技術などの最新技術との連携が進められています。インターネットもSNSも日々進化しており、BingもAIを導入するなど今後も目が離せません。
PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部
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