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恋愛総量を最大化。多様な出会いをサポートするタップルの挑戦

2020年に始まったCOVID-19(コロナウイルス)のパンデミック以降、 「出会い」の形が全く変わりました。

2023年7月現在は、コロナウイルスが第5類に移行されており、季節性のインフルエンザと同じ扱いです。

これに伴い、人と直接会うことに抵抗が無くなった人も多くなったかと思います。

ですが、数年前はこの様子は全く異なっていました。

初めて緊急事態宣言が出された時は、恋人はおろか友人や家族と会うことも制限されて、従来のような「婚活」や「恋人探し」は難しくなりました。

そのような時代の中でも、「恋愛総量の最大化」をパーパスに掲げ、マッチングアプリを運営している「タップル」という企業があります。

タップルは、どのような形で出来るだけ多くの人にマッチングアプリを使用してもらい、恋愛の総量を増やしていこうとしているのでしょうか。

今回は、株式会社タップルの取締役、平松繁和さんにお話を伺っていきます。

マッチングアプリを運営している「タップル」

Point

  • タップルはマッチングアプリとして日本最大級のユーザー数を誇る
  • 本人認証や事務局による24時間365日監視等で、安心して使用することが出来る
  • おでかけ機能があり、メッセージのやり取りが苦手でもデートに結びつきやすい
  • 三重県といった地方自治体との連携協定や、富士急ハイランド等の民間企業とのコラボレーション企画を実施している

「マッチングアプリ=出会い系」のイメージを完全払拭へ

「マッチングアプリ=出会い系」のイメージを完全払拭へ

ータップルはどのようなアプリなのか、簡単に教えていただけますでしょうか?

平松:
タップルは、国内最大級のユーザー数を誇るマッチングアプリです。

利用者の年齢層に関しては、20代が一番多く、幅広い年齢層にご利用いただいています。

20代が多いこともあり、今すぐに結婚したいというよりは、まずは恋人を探したい「恋活」目的で使用されている方が多いです。

タップルでは、健全な利用を重視しており、公的書類による本人認証に加え、パナソニックの顔認証技術を活用した本人確認や24時間365日人力での監視、システムを用いた悪質ユーザーの取り締まり、万が一の緊急窓口等も提供しています。

ーコロナ前と現在のコロナ後で恋愛の形は変化してきたと思います。どのように変化してきたと思いますでしょうか?

コロナ前と現在のコロナ後で恋愛の形は変化してきたと思います。どのように変化してきたと思いますでしょうか?

平松:コロナをきっかけにマッチングアプリ市場は急成長しました。

緊急事態宣言で外出が出来なくなってしまい、外での出会いが制限され、お家時間が増えたことから、自宅にいながら出会うことが出来るマッチングアプリにユーザーが移動してきました。

2020年には1000万人超だったタップル累計会員数が、2022年は1700万人を突破しています。(※2022年12月時点)

現在はコロナが落ち着いて、そのような「バブル」の時期は過ぎましたが、このおかげで20〜30代の若年層を中心にマッチングアプリというものがより一層浸透してきたように思います。

ー若年層には浸透してきていますが、まだ上の世代にはアプリで出会うことに抵抗感がある方もいるのでしょうか。

平松:ご利用いただいているユーザー様の親世代には、抵抗感がある方もいることは認識しています。

このイメージはマッチングアプリと出会い系サイトが区別されておらず「マッチングアプリ=出会い系サイト=危険」という誤ったイメージからきているかと思います。

しかし、昔の出会い系サイトとは全く異なるもので、マッチングアプリのユーザー様は素敵な方が多く、実際にマッチングアプリで出会った方とお会いすることで、抵抗感を払拭できるのではと思っております。

具体的には、タップルで出会い、ご結婚されたユーザー様から、「結婚を考えている相手とマッチングアプリで出会った」ことを両親に伝えた際は一定の抵抗感を示したものの、実際にお相手と対面すると「素敵な人」だったため、マッチングアプリへの印象が向上したというお話を受けました。

こうした出会いの積み重ねで、親世代の印象も順に向上していくと考えています。

それと同時に、マッチングアプリのイメージを払拭できるよう、今後も発信等も含めて努力していきたいと考えています。

恋愛の形やアプローチの人はひとそれぞれ

恋愛の形やアプローチの人はひとそれぞれ

ーマッチングアプリを使用していると、写真と年収だけで判断されてしまったといったコメントもあるかと思います。

平松:たしかにそういった側面もあるかもしれません。写真と年収だけで判断される方もいらっしゃいますし、共通の趣味や会話のしやすさを重視される方もいらっしゃいます。

具体的には、多くの人に量的にアプローチするか、自分の趣味等で質的にアプローチする方法の違いかと思います。

量でアプローチする方は、数百人とマッチングする可能性もあります。

ですが、メッセージのやりとりの継続までを考えると、最終的には数人に絞られるのではないでしょうか。

逆に質でアプローチをする方は、多くの方とマッチングすることは少ないかと思いますが、マッチングした数人とは本当に気が合う方が多いかなと思います。

「大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。」からの引用(図表)

この話は「大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。」からの引用(図表)ですが、量で攻めるか、質で攻めるかの中で自分なりの攻略法を見つけ出し、素敵な人を見つけ出していただければと思います。

「おでかけ機能」という特許を取得している機能

ーマッチングアプリのやり取りが苦手という声もよく聞きます。

平松:タップルには「おでかけ機能」という特許を取得している機能があります。

おでかけ機能は、行ってみたいデートプランや日時を設定するだけでお相手を「募集」することができる機能で、メッセージのやり取りが苦手な人や、まずは会ってみたいという方におすすめです。

ご飯を食べにいくというデートだけでなく、「電話好きと繋がりたい」といったデートプランも人気で、空いた時間に通話やビデオ通話を楽しんでいらっしゃる方も多いです。

マッチングアプリと一言で言っても多くの機能があり、多様な使い方をして頂けるので、気軽に試して頂ければと思います。

ーその他企業や自治体と提携した企画もされていると聞きました。どのような企画なのかお伺いしても良いでしょうか。

最近ですと、三重県と連携協定を締結しました。(2023年3月)

三重県が、未婚化・晩婚化による婚姻数の減少に対し、結婚を希望する方のニーズに合った出会い支援に取り組まれることになり、タップルでは恋活・婚活に関する知見やサービス特性を活かし、「出会い」を創出という形で支援させて頂く予定です。

具体的には、啓発セミナーへの協力や、ヒアリング・アンケートの調査協力をしております。

その他には、三重県内のデートを推進する企画も検討しています。

また、企業とのコラボレーション企画を積極的に実施しており、例えば富士急ハイランドさんとのリアルマッチングイベントなども企画をさせて頂いています。

様々な出会いのきっかけをつくることができるように、企業や自治体とお取り組みをさせて頂いています。

リアルで会うよりも相手の人となりが分かりやすい

リアルで会うよりも相手の人となりが分かりやすい

ーいわゆるマッチングアプリで「モテる人」とはどのような人なのでしょうか。

マッチングアプリで「モテる」人は、容姿などの写真だけではないと思います。

趣味についての写真が登録されている方や、仕事や自分のハマっているものについてプロフィールに分かりやすく記載されていると内面が分かりやすく、人気になることが多いです。

マッチングアプリは先に一定の内面が分かった状態で人と会うことが可能です。

初対面では、お相手の趣味や内面の話をするまでに少し時間を要しますが、マッチングアプリであればそれを既に知った状態で話し始めることができますし、日常ではなかなか出会えない共通なニッチの趣味をきっかけに会うことも出来ます。

お互いの内面や趣味が合う方と出会うことができるため、良い出会いにもつながっていくのではないでしょうか。

時代の特性に合わせて変化していくアプリ

時代の特性に合わせて変化していくアプリ

ー最近の若い世代はSNSをきっかけに会うこともあるようです。昔はある程度の年齢になれば、周りや家族が結婚をあてがってくれるような時代でしたが、それは変わってきています。アプリに人気があるのは、こういった時代の変化もあるのでしょうか?

アプリのユーザー様、非利用者の方からも、調査としてインタビュー等をさせて頂いているのですが、インスタグラムや共闘するゲームをきっかけに交際している等のケースも聞きます。

幼い頃からデジタルに慣れ親しんでいる世代なので、オンラインで交流することに抵抗感がなく、その延長で実際に会ってみるという流れもよくある話になっていくのではないかと思います。

交際相手を探すという意味ではマッチングアプリが目的に特化し、安心安全の仕組みもしっかりしているので、SNSやゲームアプリではなくマッチングアプリがより主流になるという流れもあるのかもしれません。

実際、マッチングアプリで結婚する方も増えていますし、男女問わず抵抗感無く使って頂ける時代になってきているのかなと思います。

ー今後のタップルとしての10年後の目標を伺わせて頂けますでしょうか?

タップルは「恋愛総量の最大化」をパーパスに掲げており、少子化の第一歩となる出会いをより創出できるように、サービスの運営に努めていきます。

恋愛というものは非常に面白く、全員結婚するのが当たり前とされていた時代から、しなくても一般的であったり、趣向品とも考えられるようになりました。昨今ではジェンダーの概念についても広く捉えられるようになってきております。

恋愛・結婚に関する明確な正解が無い中、我々も時代の恋愛の流れに合わせてサービスの拡大、拡張をしていきます。

その大事な1つとして、マッチングアプリが多くの人のあたりまえとなるよう、冒頭申し上げたような安心・安全の部分をより一層の注力をしていきます。

少しでも出会いに興味がある方は、マッチングアプリだと身構えず、ぜひ安心して気軽に利用していってほしいなと思います。

終わりに

女性でも安心して使うことができる

key point

  • マッチングアプリのタップルは2022年12月現在、日本最大級のユーザーを有している
  • タップルは運営事務局による24時間365日監視や、空港にも設置されているパナソニックの顔認証技術を用いた本人認証を行っており、安全に利用できるようになっている
  • 地方自治体や富士急ハイランドといった民間企業とも提携した企画をしている。

いかがだったでしょうか?

マッチングアプリには、昔の出会い系サイトのイメージがあり、抵抗感がある方もいます。

しかし、現在では安心安全に使えるように配慮されており、女性でも安心して使うことができます。

ぜひ、マッチングアプリだからと身構えず、気軽に利用をしていってみてはいかがでしょうか。

株式会社タップル

株式会社タップル

株式会社タップルは国内最大規模のマッチングアプリ「タップル」を運営している株式会社サイバーエージェントのグループ会社です。2022年の出生数が過去最少になるなど、想定を上回るスピードで進む日本の少子化が問題視されている中、婚姻数を増やすためにまずは出会いや恋愛の課題を解決すべく、「恋愛総量の最大化」をパーパス(当社が目指す社会的な使命)に掲げ、日々より多くの出会いを提供できるようなサービスの運営に努めています。

PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部

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