「ChatGPT」にAIとユーザーのやり取りを保存しない新機能が追加。
OpenAI社は、4月25日、同社の提供する「ChatGPT」において、AIとユーザーのやり取りを保存しない機能を実装した。
同機能は、設定から選択することができ、設定後はAIのトレーニングに利用されることがなくなる他、サイドバーにも表示されなくなるが、不正行為が起きた場合に確認ができるように30日間は残すとしている。
さらに同社は、「ChatGPT Business」とよばれるサブスクリプション方式を採用した企業向けプランの提供を予定しているという。
便利であるものの、入力したデータがAIのトレーニングに利用されることで機密情報の漏洩に繋がったケースもあり、あまり活用できていない人もいるだろう。
そのような人でも安心して利用できるサービスになるか、注目したいところだ。
機密情報を守るプラットフォームを提供する会社も。
4月24日には、ギブリー株式会社が、行政機関でもChatGPTを活用できる「行政GAI Powered by GPT-4」の提供を開始している。
OpenAIのアカウントを作る必要はなく、「GPT-4」を標準搭載しているという。
また、機密情報マスキング機能が備わっており、事前に登録されたNGワードが含まれていた場合に知らせてくれるため、機密情報などの入力を抑えることができるとしている。
定額制プランが設けられていることから行政機関でも利用しやすくなっているようだ。
【関連リンク】
・ギブリー、ChatGPTを行政機関内で活用できるプラットフォーム「行政GAI」をリリース(ギブリー株式会社)
https://givery.co.jp/news/n20230424002/
・ChatGPTに“シークレットモード”機能追加 企業向けプランも計画中(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/26/news075.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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