Google検索に新機能 個人情報が掲載されると通知
米Googleは8月3日、運営する検索エンジン「Google検索」に新機能を追加すると発表した。電話番号、住所、メールアドレスなどの個人情報が検索結果に表示された場合、個人に通知されるようになる。
新たな機能は個人情報の管理ツール「Results about you(あなたの検索結果)」に追加される。同ツールは2022年9月にリリースされた。個人情報を含む検索結果の削除を簡単に依頼できる機能を持つ。
今回のアップデートで、個人情報が見つかった時に警告を表示するように改善した。これにより、自らGoogle検索で検索を行うことなく、個人情報を守ることができる。プッシュ通知を有効にすることで、より迅速な対応も可能だ。
個人情報を管理するには、まずGoogleのアカウントに情報を入力する必要がある。入力された個人情報と一致するウェブサイトを自動的に検索し、該当するサイトがあればダッシュボードに表示する。利用者はサイトを確認し、削除リクエストを送信できる。
まずは米国で英語版を提供する。その後、他の言語や地域にも拡大する予定だ。日本での提供予定はまだ決まっていない。
インターネット上のプライバシー管理についてはますます重要性が高まっている。Google検索の新たな機能により、個人情報漏洩の被害を抑えることが期待できる。
性的・暴力的なコンテンツを表示しない機能が追加
Googleは他にも、露骨な画像などのコンテンツの表示をブロックする機能をアップデートした。成人向けのコンテンツや生々しい暴力的なコンテンツを検索結果に表示する場合、デフォルトでぼかしがかかるようになる。
これにより、保護者や学校は未成年者が露骨なコンテンツに触れることを防ぐことができる。新機能は8月から導入されている。
【関連リンク】
・Google検索、「自分の住所を含む検索結果を通知」や「自動ぼかし」などの新機能(ASCII)
https://ascii.jp/elem/000/004/148/4148557/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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